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偶像のレクイエム [テレビ全般]

 昨日の日記を読み返したら、ここまで正直にならんでもと、ちょっと赤面ものでした。
 というわけで、雨の中、お山の学校へ。今日は一日デスクワーク。ダメ出しされたところを完璧に直して……で、今度は前回スルーしていたところをダメ出し。どんどん完璧な企画書にしようとしているのでしょうが、企画した通りに行かんのが世の常で、だいたいここらあたり、あとは臨機応変に……というくらいがちょうどいい、というのは30年近くこの仕事をしている経験から言えることであって、若い先生にそういういい意味でのずぼらさを求めてはいかんよね。
 今日も高い湿度でマスクをしてたら息苦しくなってきた。定時に退出。遠路はるばる帰宅。甲子園の試合は降雨のため中止。さすがの阪神園芸の神業でもこの雨ではいかんともしがたし、か。
 そのかわりというわけやないけれど、妻と録画した「刑事コロンボ 偶像のレクイエム」を見る。かつての映画スターで現在はテレビで活躍中の女優が、トップ屋に弱みを握られてゆすられる。しかもそのトップ屋は彼女のマネジャーを長年やってきた女優をたらしこんでいた。そこで女優はトップ屋の自動車に火をかけて殺した……と思いきや、自動車に乗っていたのはマネジャーやった。ここがこの話の最大のキモで、この後に放送されることになる「二つの顔」や「さらば提督」のように倒叙ミステリの形を取りながら、真相は視聴者にもわからんようにしている。コロンボのシリーズとしては異色の展開なんやけれど、そこらあたりの見せ方がうまい。私これも長いこと見てなんだけれど、犯人の家の庭の噴水を見て全体を思い出した。コロンボらしい切れ味はないものの、犯人を憎めんように持っていく演出などなかなか見せてくれる。しかも犯人役の女優さんはほんまにかつては映画俳優で、そのあとテレビシリーズ中心に活躍した人やということで、そこらあたりは当時のアメリカの視聴者には受けたことでございましょうね。

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