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貴重な映像? [テレビ全般]

読書感想文「吉本興業、カネの成る木の作り方」(大下英治)を新規更新しました。

 今日の夕方に関西テレビで放送された「松本竜介の一周忌やねん」という特番を見た。昔の映像を見せるたびに「貴重な映像」を連発するのには閉口した。どんな映像であっても、過去という時代をちゃんと記録している映像が貴重なのは当たり前やん。家庭用ビデオも普及していた時代の映像やから、個人で録画して所有している人もいてるかもしれんし、あまり「貴重な映像」を連発し過ぎたらかえって安っぽく感じてしまう。
 そして、その「貴重な映像」のすみに、現在スタジオのモニターでそれを見ている人の顔をはめこんだりしてるんやからなあ。ほんまに「貴重な映像」やったら、そんな細工をしたら値打ちが下がるやろうにね。
 「貴重な映像」という言葉に製作者側の思いがこめられてへんから、扱いはぞんざいになり、その言葉は空疎になってしまう。この前の植木等さんの追悼番組でもそうやったけれど、「貴重な映像」ならば、見せ方もそのようにせんならんでしょうにね。


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コメント 2

雫石鉄也

 私はめったに民放は観ません。観るのは阪神以外は「探偵ナイトスクープ」「なんでも鑑定団」ぐらい。NHK総合、NHK教育を観る方が多い。民放は10取材してそれを20か30ぐらいにして放送する。NHKは30取材して10放送します。「探検ロマン世界遺産」などを観るとそう感じます。とはいっても私はNHKの味方ではありません。一部のニュースや論評に気に食わない部分もありますが。
 特に民放の特集ものの報道番組。観てる人の怒りを誘うような、涙をさそうようなナレーションは聞くに堪えません。観て怒るも、笑うも、泣くも、視聴者が自分で判断すること。放送局に押し付けられるつもりはありません。放送局はたんたんとありのまま放送すればいいのです。その点NHKの{NHKスペシャル」などはおしつけがましいナレーションがなくて好感が持てます。
by 雫石鉄也 (2007-04-30 04:49) 

t-kita

NHKでも、「プロジェクトX」の成功以来、かなり演出効果を狙ったあざとい番組が増えてはきてますけどね。民放とはまた違う、「こうあるべき」が先にたったもので。始末に終えないのは見れば演出とすぐわかるようにしてあるのではなく、雫石さんが書かれているように「おしつけがましいナレーション」はありませんが、見ているうちに視聴者を一定方向に誘導するような「ドキュメンタリー」です。
私は民法のやり方は好みませんが、アホくさい演出の方が、視聴者がツッコメるんやからまだええかと思う場合もあります。
NHKも民放も、要は、視聴者をなめているんやと、そんな気がしますね。
by t-kita (2007-05-01 00:09) 

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