東京のフリーペーパー [日常生活]
今日は「たちよみの会」例会。前半は湯川光之さんが、後半は京都SFフェスティバル実行委員長の船戸さんが忙しい中、顔を出してくれはった。ありがたいことです。
湯川さんは東京帰りということで、東京で人気のフリーペーパー「R25」と「L25」を見せてくれはった。同じ週の号の記事を読み比べると、非常に面白い。前者は男性会社員向け、後者は女性会社員向けというつくりになってるんやけれど、「R25」の「合コン力検定」なんて笑えるなあ。二次会でスルーされないためにはどうしたらええかって、そんなもん書かれてる通りにやってうまくいくんやったら男女の駆け引きなんてなんもおもろいことないやん。
書評ページでは男性向けにはビジネス書中心で、女性向けには料理の本を特集してる。今週がたまたまそうなんかどうか知らんけれど、なんか紋切り型で嫌やな。男性には仕事で困ったときに上司をどういなすかみたいなことが特集記事になっていて、女性向けには仕事で困ったときに他人にどうお願いするかというのを特集している。
私はフェミニズムの人やないんやけれど、フェミニズム的にはこういう編集方針はどうなんやろうな。私にはすごく保守的で紋切り型の男女観がきになったけれどね。このフリーペーパーは駅に置かれたらすぐになくなってしまうほど人気があるらしいけれど、こういう対象とされる読者をなめたような(と、私には感じられる)ものがそんなに人気があるというのは、内容よりも「人気がある」ということで話題を合わせたいという心理がはたらいているからかな。それともほんまにこういう薄っぺらい内容で喜んでられる程度の人が多いということなんかな。
私は、誰もが記事にツッコミをいれるために、ギャグ・ペーパーとして手にとってるものと思いたい。そうかて、あまりにも読者をバカにしてるみたいで嫌なんやもんな。
男尊女卑というか旧態依然な物の見方は、スポーツ紙なんか、あいもかわらずひどいもんですね。まさに男の妬み嫉み、下心だけでなりたっているようなメディアですよ。
by 伊藤正一 (2007-05-21 11:36)
スポーツ紙は、まあそういうものやと割り切るしかない(これは女性週刊誌もそう)ですが、働き盛りの会社員向けのフリーペーパーで紋切り型の男女観を編集方針にしてるというところになんかあほらしさというか、つまらなさを感じるんですよね。
それが東京の会社員たちに人気があるということならば、石原小皇帝が支持されるのは当たり前なんやなあと感じたしだいです。
by t-kita (2007-05-22 00:46)