「日本女子野球最後の日」観劇 [演劇]
今日は秋山シュン太郎さんがプロデュースするお芝居、「日本女子野球最後の日」を見に「一心寺シアター倶楽」へ行く。
本作にも出演している北野勇作さんから事前にチラシをいただいていたのですけれど、出演者の中に気になる名前を見かけていた。「神能友加」という名前の役者さんで、実は、2年前に私が教えていた生徒の中に同姓同名の人がいるのですね。珍しい苗字やから、おそらく同一人物やと思うんやけれど、高校在学時は演劇部に入っていたわけでもないしねえ。
というわけで、それを確認するためにもいかねばならん公演やったわけです。教え子がお芝居をしてたりするのって、しかも自分がいつも見に行く劇団の人たちといっしょに出演していたりするなんて、なんか嬉しいのですよ。
今日は楽日やとはいえ、いつもの公演とは違い立ち見も出る満員状態。私と妻は座布団をお借りして階段状の通路に座れたけれど、客席とは違い、見にくいのは見にくい。なんでこんなにお客さんが多いのかと思うたら、「発起塾」という秋山さんが主宰する50歳以上の人たちを対象にしたミュージカル教室の人たちがたくさん出演してはって、そちらの関係者の方たちが多かったようです。
お芝居は、戦後実際にあった女性のプロ野球リーグを題材に、決着のつかなかった試合を50年ぶりに行うという内容。神能さんは野球選手の役。北野さんは彼女の所属するチームのオーナー役。タップダンスありジャズダンスありととにかく踊る踊る。一心寺シアター倶楽の舞台いっぱいに多数の(野球チームやから最低でも9人はいてるわけです)役者たちが踊りまくるわけですから、そらもう圧巻。
ビッグネームでは上海太郎さんが出演し、野球少年がやがてプロとなり事故で引退するまでを無言の一人芝居で表現。カーテンコールではマイムも少し見せてくれた。
やっぱりすごかったのは「発起塾」の年配の方々でしょう。70代の方もいてはるのに、孫ともいうべき若い役者さんといっしょに踊ったりするんですからね。芝居も素人くささは残っているとはいえ、なかなか達者なもの。多くの方は、第二の人生を充実したものにしようと参加してはるらしいけれど、いやあお元気ですねえ。
というわけで、今回も楽しませてもらいました。帰りに神能さんに声をかけたら、私のこともちゃんと覚えていてくれた。嬉しいものです。高校時代よりもずっとええ顔してたよ。
ご来場ありがとうございました。
窮屈な思いをさせてしまい、申し訳ないです。
それにしても、喜多さんの元生徒さんといっしょ
に芝居をすることになるとは、世間というのは狭
いものですね。
by 北野勇作 (2007-06-25 07:37)
いやほんとうにびっくりしました。
実は5年前に北野さんにうちの学校で講演してもらったときに、彼女も話を聞いているんですよ。覚えてたかなあ。
次も楽しいお芝居を見せてくださいね。
by t-kita (2007-06-26 00:18)
あっ、そうなんですか。ますます狭いというか
不思議なもんですねえ。まあ世間というより、大
阪が狭いだけなのかもしれませんけど。
by 北野勇作 (2007-06-26 10:27)