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朝青龍鬱病か [大相撲]

 横綱朝青龍が鬱病一歩手前の状態なんやそうである。以下、新聞記事より引用。

「日本相撲協会から2場所連続の出場停止処分を受けている横綱朝青龍が5日、東京都内の自宅で精神科医本田昌毅氏の診察を受け、『神経衰弱でうつ病になる一歩手前の状態』と診断された。
 本田氏によると、朝青龍は復帰への意欲を見せているという。しかし、本田氏は『自分の考えがまとまらず、表情が暗いし、食欲もない。すぐに本人にとって最良な環境で療養するべきだ』と話し、横綱が希望するモンゴルへの帰国を勧めた」

 そうですか。それは大変なことですね。そやけど、腰の骨にひびが入っていると称してモンゴルに帰りサッカーをしていた人が書かせた診断書に何の信憑性があるといわれたらそれでおしまい。朝青龍には気の毒やけれども、自分をそこまで追い込んだのは過去の自分やと知るべきでしょう。
 私は神経症で苦しむ人について多少は知っているつもりやし、薬を飲みながらだましだまし病気と付き合うている人のしんどさも少しはわかるつもりや。そやからほんまはそういった症状に苦しむ朝青龍に対しても同情したい気持ちはある。
 それやのに、今回ばかりは素直に同情でけん。横綱という地位を守るためのプレッシャーをすべて攻撃的なエネルギーでカバーしてきた横綱が、その攻撃という鎧をはがされた時に、まったく無防備やったというのが今回の状況やろうと思う。
 過去、大横綱といわれた人たちはそのプレッシャーに必ずぶち当たっている。大横綱双葉山が連勝を69で止められたあと山にこもり「ワリ木鶏タリエズ」の電報を師と仰ぐ人物に送ったことは有名やし、あの貴乃花ですら「洗脳騒ぎ」まで起こしてしもうたくらい、横綱という地位のプレッシャーは厳しいもんなんやと思う。もし新聞などで報じられるように、朝青龍が自分を過去の大横綱と比べて遜色がないと豪語していたんやったら過去の大横綱同様これを克服すべくおのれを磨かねばならんということになるやろう。
 朝青龍は、日本で相談できる信頼に足る人物を作っておかなんだんやろうな。そやからこういう状況に陥ったらモンゴルに帰国せねばならん。こうなると、ここまで野放しにしておいた師匠の高砂親方と、高砂親方にまかせっきりで放置していた理事長にもかなり責任があると思うんやけど、どうか。
 ともかく、朝青龍にはここは帰国せずひたすら稽古に打ち込んでこの壁を乗り越えてほしい。そのとき私は彼のことをほんまもんの大横綱とたたえることやろう。


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コメント 4

よしおか

今回の(以前からの)朝青竜の問題については、親方や協会にもかなり問題がありますので、同情の余地もあるのでしょうが、好き勝手やったすえに鬱病というのは、なんだかなぁ。
by よしおか (2007-08-06 03:15) 

たけやま

お医者さんに「鬱病やからモンゴルへ帰った方がいい」と言うてくれ  と頼んだんちゃう?
モンゴルに帰るんやったら 謹慎でもなんでもない、ただの休暇やん。
稽古もせんでええロングバケーションやん。
by たけやま (2007-08-06 08:49) 

伊藤正一

今日の夕刊フジでの報道によると、朝青龍を診断した本田医師は、包茎を専門とする泌尿器科系の形成外科医で、精神科医ではないとか。おまけに正式な診断書も作成していないらしい。もうとんだ茶番ですな。要はキャバクラ豪遊などの日ごろのご乱行を知る協会が、おそらく朝青龍は4ヶ月もの謹慎中に耐えきれないと見越したうえで、日本でまた問題を起こすことを懸念して、その前にモンゴルに帰ってもらおうと画策しているんでしょう。責任逃れと朝青龍に対する甘やかしもここに極まれりですね。
by 伊藤正一 (2007-08-06 21:36) 

t-kita

協会は決して朝青龍をモンゴルに帰そうとはしてないみたいですね。
今回は高砂親方も簡単に帰国は許さないようですし。
これまで甘えていた朝青龍が、白鵬の横綱昇進を機に協会が自分に対する態度を変えることなど予想もしてなくて、気が動転しているだけのように思えます。
by t-kita (2007-08-11 00:39) 

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