リレーの中継役として [教育]
愛すれどTigers「カープにお返し3連勝でAクラス復帰!」を新規更新しました
今日は全校登校日。昨年は担当者として原爆投下に関するビデオを生徒に見せたが、今年の担当の方は大阪大空襲についてビデオを見せ、生徒による体験者からの聞き取り報告などを行った。私は諸般の事情で体育館に行かれず、話しは聞けなんだんやけれど、個人的にはどんなに暑くて生徒が参ったとしても、この暑さに苦しみながら戦争について話を聞くのは悪くないと思うている。戦後60年が過ぎ、教師はすべて戦後生まれとなった。ただ、親からは戦争についていろいろな話を聞いて育っている。たとえ自分に戦争被害の経験がなくても、戦争による非戦闘員の大量殺戮という行為がいかにいけないことかを伝えるのは、いわばリレーの中継者としての責務やと思う。しんぞう首相にはそういう思いが少しでもあるのかはなはだ疑問なんやけれど、よう考えてみたら、戦争を機会にのし上がった満州新官僚を祖父に持つだけに、戦争というのは自分たちにとっては被害者どころか野望を達成するための手段やという認識でもあるのかもしれん。
教育基本法が変えられて愛国心を教えなければならなくなったけれども、国を愛するということは、そこに住むすべての人々を大切にすることと解釈すれば、戦争の愚かさを伝える中継ランナーという役割は、まさに国を愛する心のあらわれやと、私は思うんである。
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