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あぶさん引退 [プロ野球]

 いよいよキャンプインやね。スポーツ新聞にもユニフォーム姿の選手の写真が載るようになるんやね。自主トレ期間中はユニフォームは着たらあかんので、練習している選手はみんなジャージ姿。なんやしっくりきまへんな。
 そんな中で衝撃のニュースが! ホークスのあぶさんこと景浦安武選手が引退するというのがそれ。以下、スポーツ報知のサイトより引用。

“ビッグコミック・オリジナル(小学館)で35年にわたって連載中の長寿漫画「あぶさん」の主人公、ソフトバンク・景浦安武外野手(61)が、今季限りで引退する意向を固めていることが31日、分かった。後見人(原作者)の水島新司さん(68)が明かしたもので、今季は代打に専念し、巨人と日本シリーズを争う“有終の美”を夢想している”

 いやはや。あぶさんってもう61歳やったんやね。南海ホークスに入団した時点で社会人野球を経ていたから20歳は過ぎていたはず。それが1970年代前半のことやから、確かに還暦を過ぎていてもおかしくない。
 あぶさんの漫画は長いこと読んでないなあ。というか、代打男の哀感が漂っていた時期は好きやったんやけれど、三冠王をとったあたりから水島さんの思い入れがもともとの設定を壊してしまうようになったと感じて、醒めた目で見るようになったんやね。
 酒ばかり飲んでいるから持久力がなく、代打ならすばらしいけれど先発出場して守備についたりしたら4打席目あたりはバットが波を打ってしまう。その設定が絶妙やったのに、スーパーマンみたいになってしもうたんやから。
 水島さんの漫画では「野球狂の詩」で、“よれよれ18番”岩田鉄五郎が50代で「にょほほほほ~」というて投げていたのに、還暦を過ぎたあぶさんは20代の頃よりも若々しい。野村克也監督が現役の時代から読んでいた私には、ちょっとついていかれん世界です。監督でさえ還暦を過ぎると「老監督」扱いされるのに、ねえ。
 ともあれ記録的な長さで現役を続けたあぶさんには、野球の殿堂に特別に入れてあげてもええんやないかと思う。そこまでしゅれの通じる世界やないかもしれんけれど、日本ならではということでどうでしょうか。
 というか、あぶさんより先に作者の水島新司さんが殿堂入りしてもおかしくないな。野球漫画をこれだけ書き続け、子どもに野球のおもしろさを教えてくれた人は他にはいてへんもん。あ、これ「週刊ベースボール」の投稿欄で提案してみようかな。


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雫石鉄也

 へー、「あぶさん」ったまだ連載していたのですか。
昔はよく読んでいました。
「にょほほほ」の岩田鉄五郎ですか。なつかしいですね。
 ところで私の好きな「ゴルゴ13」はなかなか引退しませんね。デューク東郷は影浦安武よりはるかに年寄りだと思うのですが。

PS、先日は私のブログにコメントをお寄せになったさい、私のお返事コメントに喜多さんの敬称を書き忘れてしまいました。
どうも失礼しました。 
by 雫石鉄也 (2008-02-02 05:48) 

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