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狂言は楽し [演芸]


 今日は妹がおけいこに行っている狂言の発表会。
 朝一番から茂山宗彦・逸平兄弟の狂言があるので、早めに家を出て京都の観世会館へ。
 あまりに早いので、妹に渡す手土産は後で買うことにし、なんとか兄弟の狂言は見られた。「そーこーぬーけーに」という小草若のセリフは出るかと少し期待したけれど、さすがに兄弟のお父さんである茂山七五三先生の還暦記念と銘打っているのでそこまでの遊びはなかったか。
 手土産を神宮道のお菓子屋さんで買い、すぐに観世会館に戻り、若い人たちの発表を数本見てから、いよいよお目当ての「佐渡狐」。この狂言は佐渡には狐がいないのに、佐渡の農民が越後の農民に「佐渡に狐はいる」と断言してしまい、いるかいないか賭けるはめになり一計を案ずるというもの。妹は越後の農民の役。さすがに何年もお稽古を続けているだけあって、舞台度胸から腰の据わり方から台詞回しから演技からすべて安心して見られる。
 ここまでになるにはなかなかお稽古が大変やったやろうけれど、狂言自体古典芸能とはいいながらも「笑い」をとることを目的にしたものやから、楽しくお稽古してきたから続いたんやろうなあ。
 まだまだお稽古を始めたばかりの人たちの狂言も、それはそれで面白く、狂言という芸の懐の深さを感じた。狂言は楽しい。改めてそう思う。


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