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受験生の視線 [日常生活]

 今日で大阪の公立高校の前期入試が終了。プライベートでいろいろあるのですけれど、これはよほどのことがない限り抜けられない。昨日は試験監督、今日は面接官。その後は小論文及び社会科テストの採点と落ち着くひまもなし。まあ毎年のことやから、だいたいどのあたりが一番しんどいか、どこらへんは気楽にやればええのかなんてことはかなり心得たのですけれど、ちょっとでも気を抜くと失敗するといかんので気は抜けません。不用意な一言や態度が受験生を不安に陥れたりなんかしたら、その受験生の一生を変えてしまうかもしれんのですぞ。
 それはともかく、今年の入試で困ったのは、試験監督にいった教室で何名かの生徒からまじまじと見つめられてしもうたこと。40過ぎのヒゲオヤジに受験生が見とれるなんていうことはまあないやろうし、ズボンのチャックが開いていたというわけでもない。推測するに、まじまじ受験生は昨年11月放送のNHK教育テレビ「きらっといきる」を見ていたんやなかろうかということ。勤務校は福祉系の科目を多数カリキュラムにそろえていて、将来介護福祉士になりたいというような生徒が多く受験してくる。11月のあたまくらいやと、志望校の絞り込みにはいるころやわな。私の勤務校に関心があり、障害者福祉に興味のある生徒が「きらっといきる」を見て、受験の参考にしようとしてもおかしくはない。そして、そこでインタビューされたり生徒に話をしている様子が映っている眼鏡をかけたヒゲオヤジの顔が記憶に残るというのもあり得ることや。
 自意識過剰という人もいてるかもしれんけれど、私は今まで何度も入試の試験監督をしてきたけれど、受験生にこんなにまじまじと見つめられた経験はないもんな。ということは、それなりに理由があるはずで、それを考えたらやっぱりテレビ出演したことくらいしか思いつかんのですよ。もしこの推測があたっていたとしたら、テレビの効果というのはおそろしいものがあるなあ。4月に新入生が障害児との交流サークルに入ってきたら、たずねてみたいところですね。

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