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葬礼の受付 [日常生活]

 水曜の夜に父より電話があり、父方の伯父の訃報に接する。享年80。昨日の夜が通夜で今日が告別式。幸い仕事は休めたので、「忌引き」をとる。
 通夜の席に着いたら、受付を依頼された。この年になって、葬礼の受付は初体験。記帳をしてもらい香典を受け取り帳面に金額とお名前を控え金封を糸で縫い綴じる。次から次へと弔問客が来てくれはるので、これらを同時並行で行うので手一杯。しかも香典泥棒にあわんように注意をはらわんならん。
 葬儀屋さんの「ご親族で御焼香のまだの方、どうぞ」の声に促され、式場に入る。親族一同泣き濡れているというのに、私は別な空間からやってきたためその場の空気になじまれへん。出棺の際も花を棺桶に入れたりしたんやけれど、何か別の世界のことみたいに冷静な気持ちで故人とのお別れをした。
 いくらなんでも受付と焼香だけでは故人を送った気になれんので、斎場にも初七日にもおつきあいし、やっと場の空気を共有できたかな。
 親戚の葬礼にはかなりの数参列しているんやけれど、ここまで疲れたのは初めて。また、ここまで冷静やったのも初めて。いや、受付という得がたい経験をして、こういう気持ちになる葬礼もあるんやなあと驚かされた次第です。

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