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DAICON7私的レポートその3 [SF大会]

 愛すれどTigers「どん底脱出か、4連勝でマジック再々点灯」を新規更新しました。


 関東からの参加者の方たちは豪雨で新幹線に7時間もとどめられたとか。うーむ、今日のお仕事に響いた方たちもいてはったやろう。地元開催の恩恵というのがこんなところにあったとは。
 で、大会レポートの続きです。昼食を後回しにした私は、「日本SF全集」企画になんとか飛びこんだ。まん前の席しかあいてなく、友人であるところの山岸真さんの目の前。全集の編者の日下三蔵さん、そして収録作品の書き手から眉村卓さん、森下一仁さんが出席。全集の編集にあたっての苦労話やら、眉村さんたち第一世代の作家の方たちのエピソードやら当時の出版事情やら思い出話やら面白い話が満載。森下さんのデビューのいきさつなんかもびっくりでしたねえ。なにぶんきわどい内容もあったりしたため、ここではちょっと書けないのが残念ではあるけれど、眉村さんのお話なんか、インタビューして書き残しておくべきやないかと思う。また聴衆の中には高野史緒さんもいてはって、高野さんとはゆっくり話したかったけど、ロシアSF企画が直後にあり、山岸さんも翻訳家鼎談のために急いで部屋を出て行って、これまた残念。
 企画後、妻と合流し、会場の隣のスーパー「イズミヤ」でチラシ寿司を買い、大ホールの2Fロビーで食べる。妻は企画を見に行き、私はひと休み。タニグチリウイチさんと会うたのでお話などしたあと、大ホールに。各章の授賞式を見る。
 暗黒星雲賞の自由部門は「4Fまでの階段」で、いやこれはほんまに大変な階段でした。エレベーターの前に人がたくさん並んでたんで一度だけ階段を上ったんやけれど、4Fに上がったときはへとへとになってたもんな。
 星雲賞ではコミック部門の浦澤直樹さん御本人がかけつけて来はったりしてびっくり。特別賞には野田宏一郎(昌宏)さん。弟さんが代わりに賞状などを受け取りに来てはったけれど、容貌もしゃべり方もほんまによう似てはってまたびっくり。写真を撮ったけど、携帯ですからね、ピンボケでようわからんがせっかく撮ったんやから載せときます。
 帰りは南海と地下鉄を乗り継ぎ、夕食は弁当を買うて家でゆっくり食べた。いやまさかその頃関東方面の方たちは新幹線に閉じ込められてるとは夢にも思わなんだ。
 大会全体の感想やけれど、やっぱり企画に一本芯が通ってなんだのが残念。オープニングムービーの「完全版DVD」の販売なんてせんと、オープニング用には4分で完結させたものを流し、長尺ものは別エピソードにして大ホールで上映会をやってもよかったんでは。まずDVD販売ありき、みたいな気がしてならなんだ。
 結局やりたかったのは「SF大会」やなく、オープニングムービーやったんかなあ。そんな感じ。それだけに、「SF大会」をしたいという情熱が感じられる来年の「T-con2009」には期待したいなあ。

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雫石鉄也

DAICON7、私は行こうかどうか迷って結局行かなかったのですが、行かなくて良かった。
そんなもんに精力を使っているようじゃ、どんな大会か想像できます。喜多さんのレポートを読んだだけですが。
ただ、喜多さんをはじめ、旧知の友人たちと再会できなかったのは残念です。甲州は来てましたか。元気でしたか。
by 雫石鉄也 (2008-08-26 04:54) 

t-kita

谷甲州さんは来たはりませんでした。大会の評価については、これはあくまで私の個人的な感想ですんで、オープニング・ムービーを大いに楽しみDVD購入した方もいてはるやろうし。
それにしても年をとると大会が年々同窓会化してしまいますね。やれやれ。
by t-kita (2008-08-27 23:41) 

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