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必死のパッチ [プロ野球]

 名古屋以東の豪雨のニュースを見、なんで大阪を雨雲はよけて通っておるのかと思う。むろん、豪雨なんてなもんはきていらんのやけれど。SF大会の時といい、昨日今日といい、局地的豪雨と無縁の状況にいる我が身の幸運を喜ばねばなるまい。
 ですから、甲子園ではタイガースを追い上げるジャイアンツとの試合がちゃんと予定通りあったわけです。
 実は、試合開始までは非常に不安なものがあったんですね。なにしろこちらは2年連続で首位チームを追い上げたり追い越したりするタイガースの姿を見てるからね。何が何でも追いついたるねんという執念というものの凄さは、自分のひいきチームながら恐ろしさを感じさせたものです。一昨年なんかドラゴンズの落合監督が優勝インタビューで泣いてたもんな。
 で、HDDレコーダーの追っかけ再生機能でタイガースの試合を頭から見始めた私は、あ、ジャイアンツあかんわと思うたね。先発投手の金刃選手は今季未勝利で、先発そのものが3ヶ月ぶりやて。タイガースに3連勝せんといかんということは、初戦にはタイガースに対してここまで相性のよい投手を投入し、まず出鼻をくじかなならんはずや。多少ローテーションに無理が生じても、内海投手など実績のある投手をもっていけば、野手も「おお、監督はこの試合、勝ちにきてるぞ」と思うはず。実際、ここ2年の岡田監督はそういう起用をしてきたからあの強烈な追い上げが可能になったんやもんな。負けててもJFKをつぎこんで、打線がその結果奮起したりした。
 ゲーム差や残り試合から見たら、この3連戦はタイガースは1つ勝てばそれで十分、2つ勝てばとても有利、3つ勝てば優勝確定みたいな感じか。対するジャイアンツは3つ取って4ゲーム差にし、焦るタイガースがこけるのを待てばよいというところ。
 ここで今季未勝利の投手を先発に持ってきて、しかもいきなり失点。ならば原監督は、早めの継投でしのいでチャンスを待つという作戦をとるべきなのに、打たれっぱなしの金刃投手をだらだらと続投させ傷口を広げている。打線はというとタイガース下柳投手の老獪な投球術にまんまとはまっていた。というよりも、何が何でも勝つんやという空気にならなんだ。
 タイガースの関本選手はヒーローインタビューで「必死のパッチ」をキャッチフレーズみたいにしてるけど、これ、関西の子どもの間でよう使う言い回しで、切羽詰まった時に必死でやらんならんというようなときの気持ちを表現している。今日の場合は関本選手やなくジャイアンツのチーム全体が「必死のパッチ」でやらんならんところやったやろうにね。私はタイガースファンやけれど、いや、そうやからこそジャイアンツに対して腹が立った。今ここで「必死のパッチ」でやらなんだら、クライマックス・シリーズで「必死のパッチ」になられへんのや。優勝争いの直接の相手がこんなんやて。なんか情けないわ。
 ところで、なんで「パッチ」なんかなあ。パッチいうたら関東弁で「モモヒキ」のことですよ。パッチをはいたら力が出るというわけはないしなあ。

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こうじ

「必死のパッチ」って僕も使いましたよ、子供のときに。
関西にしかわからないでしょうね。「なんでパッチなん?」って。
東京の人聴き慣れないだろうから阪神優勝したら「必死のパッチ」流行語大賞になりそう?
まぁ、「必死だった」っていうのは伝わってるでしょうけどね(笑
by こうじ (2008-08-30 04:49) 

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