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みんな大根役者 [テレビ全般]

 NHK大河ドラマの「天地人」は前々作「風林火山」に匹敵するほど演出がクサく人物造形が薄っぺらいように感じる。
 なんでそう感じるかというと、出てくる俳優さんたちの演技がみんな大仰で子ども向けのギャグ漫画みたいな感じなんですね。主演の妻夫木聡、助演の北村一輝など、ほかのドラマではいい味を出している俳優さんたちがみんな時代劇コントでもしているみたいに、私には見える。
 「風林火山」がそうやった。内野聖陽というええ役者がその演技力を発揮でけんまま最終回を迎えたという記憶がまだ残っている。
 「篤姫」が女性を主人公にした細やかな演出のドラマやったから、それとの対比を意識しているんやろうけれど、豪快なのと大味なのは似て非なるものやと思う。
 ええ役者の持ち味を生かせん演出というのは、その役者にとってもドラマにとっても不幸なめぐり合わせやなあと思うた次第。

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北野の恥

「風林火山」と「天地人」は、現在残る言葉の「語源」が、主人公と関連していると言われています。
「風林火山」の主人公は「山本勘助(一説では『山本菅助』)」で、彼の種々の発案からの連想で、「山師の勘」とも解釈される「山勘」(ヤマカン)という言葉の語源という説がありますし、
「天地人」の主人公「直江(旧姓 樋口)兼続」は、春日山城の北にある港町で(現在は鉄道の結節点でも)ある「直江津」(現在のドラマでは「府内」の港とされているが、その地)の地名に関係があると言われます。
NHKでは、看板の「大河」でも、近年若い俳優を多用し、若干もの足りない気持ちがあります(昨年の「篤姫」の 宮崎あおい でも若干「大根」だと感じた!)。どの世界でも、「柱のしっかりした」人材の出現を期待します(「そういうテメェは何様のつもりなんや!!」との批判は覚悟しています)。
by 北野の恥 (2009-02-07 11:57) 

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