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デュトワとN響の「惑星」 [音楽]

 今日放送された「N響アワー」で、シャルル・デュトワ指揮のホルスト「惑星」を聴く。
 私はこの「惑星」という曲が大好きで、CDも入手し得る限りのものを持っている。とっくに廃盤になったものもあれば、何度もプレスしなおされて長年発売され続けているものもある。デュトワ指揮のものは、デッカ盤のモントリオール交響楽団とのCDがある。これは実に優雅で美しい演奏。冒頭の「火星」ですら荒々しさよりも音の重なりあいが強調されている感じ。
 今日聴いたNHK交響楽団との「惑星」は、録音の仕方の違いや楽団の違いもあるのか、美しさはもちろん、響きの豊かさが強調された演奏になっていた。N響はうまくて器用な分だけ、指揮者の個性で音が豊かになったり安っぽくなったりする。この演奏は名匠デュトワの意図をよくくんだものになっていて、こういう演奏はぜひ生で聴きたい。
 そういうたら、ちゃんとした演奏会に長いこと行ってへんなあ。CDでは毎日なにかしら聴いているんやけれど、CDやテレビでは絶対に伝わらん響きというものが生の音にはあるからね。

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