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カワイイ化する芸術 [季節ネタ]


 今年も恒例の「新歓ハイク」で万博記念公園に。
 京都に用事があったんで、一度大阪市内から京都市内まで行ってから決められた集合時間より1時間遅れで会場に到着した。
 モノレール万博記念公園駅から「自然文化園」に入り、集合場所まで歩く。その途中に写真のようなキャラクターを見つけた。簡易テントに書かれていたもので、太陽の塔をかわいいキャラに変換したもの。
 私は太陽の塔は岡本太郎画伯の前衛芸術の傑作やと思うている。そやから、こんな風に変えたらあの太陽の塔の強烈なインパクトがだいなしになると思うんだ。
 ゆるキャラが人気とはいうても、太陽の塔までゆるキャラにしてしまうのはどうやろうか。心地よくないもの、目をそむけたくなるようなものに芸術があると岡本画伯は言うていたんと違うたか。
 時代は「カワイイ化」しているという説もある。前衛芸術の傑作もこんなんになってしまう時代なんやなあ。

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コメント 2

小林泰三

確かに最近はなんでも、ゆるキャラ化、萌えキャラ化してしまう傾向がありますね。
これ実は殆ど創造力が必要ないのに、なんとなくクリエイティブな感じがするというのも重要な点でしょう。
by 小林泰三 (2009-05-03 21:07) 

t-kita

>これ実は殆ど創造力が必要ないのに、なんとなくクリエイティブな感じがするというのも重要な点でしょう。

なるほどそうですね。世の中におびただしく存在する「マスコット」は、一般受けするためかたいてい似たり寄ったりですからね。
そういう意味では関西テレビの「ハチエモン」とサンテレビの「おっサン」は人を不快にさせるという点において他の「ゆるキャラ」と一線を画していると思います。
by t-kita (2009-05-03 23:43) 

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