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「ザ・ライバル」の再現ドラマ [テレビ全般]

 幸い妻の発熱は治まって休日診療所には行かなんだけれど、胃腸の調子がまだようならんので、一日寝ている。私は看病というほどのことはでけんけれど、自分の食事程度は適当に自分ですます。明日も回復してへんようやったら、医者に診てもらわなならんやろうな。熱が下がったので自力で行けそう。早く回復してもらいたい。
 外が雨で妻が病気となると出かけることもならず、日がな一日テレビに読書。昨日録画したNHKの「ザ・ライバル」という番組を見る。少年マガジンと少年サンデーの創刊からのライバル物語を再現ドラマと関係者へのインタビューなどで構成している。
 インタビューは面白かった。編集者にも漫画家にもそれぞれに思いがあり、とくに赤塚不二夫をめぐってサンデーの武居さんとマガジンの五十嵐さんの話を交互に見せたりしているのは面白かった。
 ところがですね、再現ドラマが面白くない。正直言うてクサい。事実は小説より奇なり。例えば「その時歴史が動いた」みたいに、再現ドラマの映像にかぶせてナレーションで話を進めていくというような方法でよかったように思う。例えば川崎のぼるさんに「巨人の星」の作画を依頼に行ったら「僕は貧しかったので子どものうちから働かなければならず、野球を知らないので、『巨人の星』は描けません」と言うたというエピソードなどは、再現ドラマで見せんでも、本人にインタビューしに行ってるんやから、その口で語らせたらよかったと思う。漫画家が泣き編集者が泣き、手を取り合うて「いい作品を作りましょう!」てな演出は、これは「巨人の星」のパロディのつもりかしらん。
 せっかくええ題材なんやから、もっとドキュメンタリータッチで見せてほしかった。再現ドラマにしてしまうことで、実際にあったことでも嘘くさくなってしまうんですよね。ドラマパートに出てくる編集者は複数の人物を代表させたような架空の人物を作り出しているから、よけいにそう見える。もったいないことです。

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