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森光子さんに国民栄誉賞 [演劇]

 女優の森光子さんに国民栄誉賞が贈られることがほぼ確定的になったそうな。生前授賞は俳優としては初めてやて。まあこのなんです、時の内閣の人気取りのためにあるような授賞基準も何もない気まぐれな賞ではあるけれど、生きているうちに評価されてよかったですよ。
 国民栄誉賞に関しての私の認識は「漫画化では長谷川町子さんはもらえるけれど手塚治虫さんはもらえない」というまことに不可解な賞やという、まあそんな感じです。生きてはるうちにやなせたかしさんと水木しげるさんにはあげときや、太郎さん。
 「放浪記」2000回上演の記録を区切りに賞を出すことにしたらしい。で、各ニュースサイトの森光子さんの紹介文を読んだけれど、宝塚新芸座の舞台「漫才学校」や朝日放送のテレビコメディ「ダイラケのびっくり捕物帳」などに出演していたが、菊田一夫が大阪から東京に引っこ抜いた、なんてことを書いているものはほとんどなしやなあ。
 「時間ですよ」やとか「3時のあなた」の司会やとか、東京に行ってからのことは書いてある。大阪時代のことなんか全く知らん不勉強な記者が多いのか、大阪時代のことなんかどうでもええのんか。もちろん私は森光子さんの大阪時代のことは知らん。生まれてへんもんね。そやけど、森光子さんのことをちゃんと調べたら、その芸の基礎は嵐寛寿郎さんの映画出演や宝塚新芸座での芝居やダイマル・ラケットさんに鍛えられたところにあるというのははっきりしている。それだけに、大阪時代がなかったことになってるみたいなのはなんか釈然としませんな。

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