SSブログ

選挙カーの変貌 [時事ネタ]

 本日「テス」(角川文庫全3冊)読了。あまりに暗く悲しく哀れな話やったので、次は痛快活劇をと思いA・デュマ「仮面の男」(角川文庫)を読み始める。「ダルタニャン物語」の完結部分で、いわば間のエピソードをすっとばして読む形になるわけやけれど、思うていたほど痛快な感じがないなあ。まあまだアラミスが国王の双子の弟に会うたところまでしか読んでへんので、なんとも言いかねますが。

 選挙カーが走りながらいろいろとアナウンスをしてますね。道すがら聞くんやけれど、従来の連呼型というのはほとんどないなあ。候補者本人がマイクを持って「哲多喜士本人でございます。大阪府の知事は文化の破壊者を自認しています。私もまた、大阪に活力を与えるため、文化施設を廃止し商用施設へと再開発していきます」とか言うてる。具体的な方策も盛り込んでいる。演説と違いまっせ、車を走らせながら言うてるんだ。また、連呼型のものにしても、「タバコ税増税に反対し、禁煙スペース廃絶に向けて頑張る喫煙党の哲多喜士をよろしくお願いします」みたいなスローガンつきのものが多い。
 今回の選挙がマニュフェスト選挙といわれるのももっともですな。まあ嘘八百やったり実現不可能やったりするかもしれんけど、ただただ名前だけを絶叫するよりは多少は進歩したということになるのかも知れんね。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 2

もっちゃん

角川文庫の「仮面の男」は、
ダルタニャン物語の第3部
「ブラジュロンヌ子爵」の内の、
途中の一部分を抜き出しているので、
(完結部分ではないです)
話もわかりにくいし、
中途半端なのだと思います。

「ブラジュロンヌ子爵」自体が、
全体に重い雰囲気なのですが。

個人的に、一番痛快で面白いのは、
第2部の「20年後」です。
おすすめです。
by もっちゃん (2009-08-22 00:19) 

t-kita

「仮面の男」読了しました。
ダルタニャンが死ぬシーンまで収録されてますが、それ以後も話が続くということなのですね。
なんか単品で出す本ではないと、読んでいても思いました。
映画公開時に「三銃士」も知らない人がこれだけ読んだ場合、なんのことやらわからなくなったことでしょうね。
by t-kita (2009-08-23 23:38) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0