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文化祭準備という幸福 [季節ネタ]

 文化祭も直前となり、生徒たちも遅くまで残って準備をしている。私は昨日今日と「追い出し当番」ですわ。最終下校時間の19時には生徒たちが帰るように、18時半くらいから各教室に声をかけてまわり、19時に見回りをして完全に帰ったか確認をするんだ。
 つまりうちの学校では「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」みたいな「永遠に終わらない文化祭前日」という幸福な時間を過ごすことはでけんのである。そんな幸福な時間を彼らに与えるほど、私たちは親切やないんである。
 とはいえ、私は高校時代、おがわさとしさんたちと22時くらいまで残って文化祭の準備をしたこともあり、まだほとんどチェーン店のなかった「天下一品」のラーメンをいっしょに食べてから帰ったりしたんですなあ。あれは楽しかった。私の母校には定時制があるから、ほんまは全日制の私らはそんなに遅くまで学校に残ったらあかんかったはずなんやけど。はて、なんであんな遅くまで準備がでけたんやろう。ほんまに覚えてへんなあ。
 教師に「帰れ」といわれるまで残って準備する。もちろん一銭の得にもなるわけやない。というか、欲得ずくではでけんし楽しくもなかろうよ。ああいう時間を持てたのは、今思うと幸運やったんやろう。
 さて、我がクラスの生徒たちはその幸福な時間をどう受け止めてるのかなあ。楽しそうにしてるのは確かやけれど。もっとも、「私らばっかりで他の子は協力しない」と怒っている生徒もいたりして、そういう生徒はこの幸福な時間を無駄に過ごしてるように思えてならん。幸福な時間を少人数で独占できてるというのにね。まあ、そんな幸福な時間をなかなかもつことのでけんおっさんやからこそそう思えるだけで、その場にいる当事者にそんなことはわからんか。

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