SSブログ

鈴娘ちゃんがんばれ [演芸]

 今日は勤務校の「芸術鑑賞会」。今年は古典芸能を楽しむ会ということで、上方落語二席、太神楽、紙工劇落語というプログラム。
 開口一番は林家染左さん。高座から「落語をテレビなどでいいから一度でも聞いたことのある人」と声をかけたら会場から予想外に多くの手が挙がって驚いてはった。私のようなアホな教師が授業で落語のビデオを見せていたりするなんていうことをした成果が出ましたな。つかみのダジャレ小話も受け、気分が乗ったか「時うどん」はなかなかの熱演。
 二つ目はいろもので東京から紙切り芸の林家二楽さんが来はる予定やったけれど、なんとインフルエンザで来られず、代演で海老一鈴娘さんの太神楽。急遽呼ばれたせいか大道具を使うた曲芸はなく、次々と高くものを積み上げていく芸ばかりで側から見てても地味すぎた。
 中ドリは桂あやめさん。の創作落語。
 トリは桂小南治さんの「紙工劇落語」で「死神」。これは実弟の二楽さんとコンビでOHPを使うて落語の場面などを背後のスクリーンに影絵として映し出しながら落語をするという変わった趣向のもの。二楽さんがいなくて紙切り芸とのコラボレーションは楽しまれなんだけれど、背後の影絵を使うて落語をわかりやすいものにしたりしてくれて生徒の食いつきも上々。東京の落語と上方落語の違いを雰囲気だけでも味わってくれたかな。
 しかしなあ、鈴娘ちゃん、まだまだわざわざ失敗してみせたりとかいう余裕がないなあ。保護者が子どもの舞台発表にきて手に汗にぎってるような感覚になる。上方では貴重な太神楽のやり手だけに、もっと大きくなってほしいと応援したくもなるものです。
 生徒も楽しんでいたみたいやし、私も久しぶりに生の高座に接することができて何よりでした。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0