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版権切れの驚異 [コンビニ]

 大相撲小言場所「平成二十二年名古屋場所展望~相撲界、どん底からの復活なるか~」 を更新しました。

 昨日の朝に寄ったコンビニ「ファミリーマート」でコンビニでしか売ってへん本を手にとる。たいていはハウツー本なんで手にとることはないんやけど、「世界の名作短編集」と題してチェーホフやディケンズ、ツルゲーネフにモーパッサン、ドストエフスキーとコナン・ドイルの肖像画が並んでいるのを見て、いったいどういう本なんやと興味がわいたのです。
 いやびっくり。チェーホフは鈴木三重吉、ディケンズとモーパッサンは岡本綺堂、ツルゲーネフは二葉亭四迷、ドイルは新青年編輯局。他の訳者は浅学にして名前を存じ上げないのですが、ドストエフスキーは神西清氏という方。
 つまり版権切れの過去の訳書から選ばれた短編がおさめられているのですね。目次のところに「インターネット上に公開されている電子図書館『青空文庫』からダウンロードしました」とある。ネット上で読めるものやとはいえ、こうやって本の形になっている方が私としては読みやすい。
 もしかしたら翻案かもという不安もなくはないけれど、文豪の格調高い訳文を580円という安価で読めるというのは脅威ですな。
 やはりコンビニ侮りがたし。

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