ジェームズ・P・ホーガンの死 [追悼]
SF作家 ジェームズ・P・ホーガンの訃報 に接する。享年69。
高校時代、創元推理文庫から刊行された「星を継ぐもの」の書評をSFマガジンで読み、面白そうやったので当時の私としては珍しく最新海外SFを読んだのでありました。
面白かった。月に残された遺跡の謎をめぐるミステリ仕立ての展開に、ドキドキワクワクしながら読んだ。そのドキドキワクワクを期待して続編の「ガニメデの優しい巨人」と「巨人たちの星」を読んだけど、肩透かしを食らうたような気分になった。期待せずに新作「創世記機械」を読んだらこれは時間ものの新機軸といえるような話で「単発の方がおもろい人やねんな」と思うたのを今でも記憶している。
第25回SF大会Daicon5のゲストとして来日し、むちゃむちゃご機嫌にしていた。自分を認めてくれた日本のSFファンに会えてほんまに嬉しかったんやろう。
そのうち新刊がハードカバーで出るようになったので、お金のなかった私は新刊を追うのを断念し、あまり熱心な読者やなくなった。
それでも、「星を継ぐもの」の与えてくれたインパクトは今でも鮮烈な記憶としてよみがえってくる。あれは傑作やった。
謹んで哀悼の意を表します。
7月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。
高校時代、創元推理文庫から刊行された「星を継ぐもの」の書評をSFマガジンで読み、面白そうやったので当時の私としては珍しく最新海外SFを読んだのでありました。
面白かった。月に残された遺跡の謎をめぐるミステリ仕立ての展開に、ドキドキワクワクしながら読んだ。そのドキドキワクワクを期待して続編の「ガニメデの優しい巨人」と「巨人たちの星」を読んだけど、肩透かしを食らうたような気分になった。期待せずに新作「創世記機械」を読んだらこれは時間ものの新機軸といえるような話で「単発の方がおもろい人やねんな」と思うたのを今でも記憶している。
第25回SF大会Daicon5のゲストとして来日し、むちゃむちゃご機嫌にしていた。自分を認めてくれた日本のSFファンに会えてほんまに嬉しかったんやろう。
そのうち新刊がハードカバーで出るようになったので、お金のなかった私は新刊を追うのを断念し、あまり熱心な読者やなくなった。
それでも、「星を継ぐもの」の与えてくれたインパクトは今でも鮮烈な記憶としてよみがえってくる。あれは傑作やった。
謹んで哀悼の意を表します。
7月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。
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