SSブログ

わざと外すテクニック? [時事ネタ]

 政党の代表を選ぶ選挙なんやから、有権者は党員や党友やったりするのは当たり前。その政党がたまたま政権与党やから、代表が代われば首相も代わるというだけのこと。実際に首相を選ぶのは国会議員なわけであります。そんなこと、中学校の社会科の教科書にも書いてある。
 われらが大阪府知事は「僕は知事選で180万票以上取った。(サポーター票の)20万票で世論の支持を受けたと思ったらちゃんちゃらおかしい。日本のリーダーとしては物足りない」とか言うてます。だから、これは首相を選ぶ選挙やないです。党の代表を選ぶ選挙です。
 こうも言うたはる。「僕は府知事選で180万票もらっている。今の首相は数十万票の支持しか受けていないから全国の知事たちも好き勝手言う。数千万票単位の票を取った国のリーダーなら、知事会も勝手なことを言わない」。違いますって。国会で首相に票を投じた議員の選挙での得票数を足した総量と比較しないと意味がないでしょう。
 こういうのはわざと外したことを言うておいて、いかにも首相公選制やないと民意が反映されないというように話をもっていこうとするテクニックなんやろうね。そういう自分も新たに立ち上げた地域政党の党首なんやから。われらが知事は自分の党の代表を選ぶ選挙に府民全員に投票権を与えるということかな。そうやないと、民主党の代表を選ぶ選挙のことを首相公選制といっしょくたにして批判なんかでけへんように私は思うんやけど。
 ええことも言うのよ、この知事は。
 子ども手当の支給対象外となった子どもたちに対する代替策として府が行う「安心こども基金事業」に対して、厚労省は直接、子どもに現金を渡すのではなく、物品の購入や会食、旅行などを施設として行うかたちで、単年度で使い切るように指示しているというので、「僕はすごい怒っている。だから役人の考えていることはだめなんだ。僕は厚生労働省が何と言おうとやる」と主張するのです。これは同感。多いに怒っていただきたい。ただ、同じ人が「府内の公立小中学生全員をUSJに連れて行きたい」とか言うてるのは一貫性がないなあ。「どうせなら、USJの入場料分をお金でほしい」という子どもに対しては知事はどう返答するのか聞いてみたいところ。「(生徒に)無理やり芸術を鑑賞させるよりも、USJに行きたいんじゃないか」なんて、勝手に決めつけるところがなんとも。「無理やりUSJに連れて行かれるよりも、芸術を鑑賞したい」という子どもも中にはいてるとは思わんのかね。まあ、この計画は予算がかかり過ぎるので実現の可能性はほとんどなさそうでありますが。
 まあ、その場その場の思いつきで発言するのを聞くのには慣れましたけどね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0