湯川光之さんの婚礼 [SF]
今日は「たちよみの会」常連で「アンサンブル」会員の湯川光之さんの御婚礼がございました。湯川さんと花嫁さんの人徳からでしょう、お天気も良く暖かでほんわかとした日和。中之島にあるカフェ・レストランが会場であります。
事前に聞いたところでは、婚礼パーティーに列席した参加者全員の前で誓いの言葉を述べる「人前婚」をするとか。何度か婚礼披露宴には参列したことがあるけれど、「人前婚」は初めて。
タキシードに身を包んだ湯川さんはまず一人で入場し、各テーブルに置かれた花を参加者から手渡され、全員の目前で花束にまとめる。緊張してなかなか結べへん。なんとか結び終わったところで花嫁さんが御父君とともに入場し、途中で御父君から新郎にバトンタッチ。新郎の湯川さんが花束を花嫁さんに渡すと、彼女はそのうち一本を湯川さんに返すという、これがプロポーズとそれに対する承諾の返事になる「ブーケ・セレモニー」なんやそうです。初めて見たよ。
誓いの言葉もユニーク。司会の女性が「新婦のことは何でも聞いてあげると誓いますか?」と聞き、「はい、誓います」と答える。新婦には「いつも笑顔を絶やさないのと上品さを失わないことを誓いますか?」と聞き、「はい、誓います」。その誓いをわれわれ参列者が拍手をもって承認するという、いやいやなかなか大変な誓いであります。「永遠の愛を誓いますか?」なんて形式的なもんやないのであります。
湯川さんというと、私や妻は誠実なお人柄、守備範囲の広さ、私生活を想像させない不思議な雰囲気、というイメージをもっていたんやけれど、ここでは勤務先ももちろん明らかになる。大手電機メーカーに勤務してはったんですね。
花嫁さんは幅広いご趣味の持ち主で、「インド・ムービー・ダンス」の教室に通ってはったりする。そのダンス仲間による楽しい踊りがまたよろしい。ダンスの先生が私たち夫婦の前に座ってはったんですけど、なかなか強烈なキャラクターで、強く印象に残る方でありました。
しかし、この日最もインパクトがあったのは花嫁さんの御父君。娘を他の男に渡したくない父親という役回りを徹底的に貫き通してはり、それに対して湯川さんが対抗するなんて場面は、「たちよみの会」での湯川さんからは想像できません。

馴れ初めを聞こうと、新郎新婦のところに行きまして、写真をとる。笑顔の似合う素敵な花嫁さんであります(SF関係者やないので、写真は一部修正してあります。べっぴんが台無しですけど、堪忍してくださいね)。馴れ初めを聞いたら、「知人の紹介」とか。どんなふうに紹介されたのかと思うていたら、友人代表の方のスピーチで明らかに。湯川さんの同僚の方が花嫁さんのお友だちで、湯川さんと話をしているうちに花嫁さんのことを紹介することになってしもうたとか。なんと、SF者であるにもかかわらず、めちゃめちゃ普通の馴れ初め! 予想外であったわい。
参列者の中に占める新婦友人の割合の多いこと。新郎友人は私ら夫婦と「元京フェス実行委員長」の大澤和彦さんだけ。これではまるで湯川さんには友だちが少ないみたいやないですか。もっと来てくれはったらよかったのに。なんかいろんな意味でめったに見られん湯川さんを見ることができたのですぞ。
実際のところ、新郎新婦両名とも早くも深い信頼関係を築いてはるという感じで、列席した者すべてが「この二人には幸せになってほしい」と思っているのが、会場の空気として充満していたという感じやったね。
列席者の目の前で婚姻届に署名し、証人の欄に新郎新婦の御父君がそれぞれ署名をし、それを全員の前で披露する、なんて演出にも驚かされた。婚礼パーティーの構成者と司会の方がほんまにうまいこと進めてはるなあと感じいった次第。
式場を出る時に渡された引き出物がまたおもしろい。ミネラルウォーターのペットボトルか「ウコンの力」のどちらかを選ぶのです。シャンパンもビールもおいしかったし、酔い覚ましに、なんて配慮がお二人らしい。
ちなみに今日4月2日に式を設定した理由も面白く、ほんまは4月1日にやって「ほんまに結婚するんか、嘘とちゃうか」と思わせようという茶目っ気あふれる提案を花嫁さんが出したんやけれど、平日は避けようということで1日ずらしたとのこと。花嫁さんのそういうセンス、ええなあ。そしてそれをいっしょになって楽しめる湯川さん。まさにお似合いの夫婦といえるんやないやろうか。
というわけで、幸せな気分をいっぱいもろうた「人前婚」のパーティーでありました。
事前に聞いたところでは、婚礼パーティーに列席した参加者全員の前で誓いの言葉を述べる「人前婚」をするとか。何度か婚礼披露宴には参列したことがあるけれど、「人前婚」は初めて。
タキシードに身を包んだ湯川さんはまず一人で入場し、各テーブルに置かれた花を参加者から手渡され、全員の目前で花束にまとめる。緊張してなかなか結べへん。なんとか結び終わったところで花嫁さんが御父君とともに入場し、途中で御父君から新郎にバトンタッチ。新郎の湯川さんが花束を花嫁さんに渡すと、彼女はそのうち一本を湯川さんに返すという、これがプロポーズとそれに対する承諾の返事になる「ブーケ・セレモニー」なんやそうです。初めて見たよ。
誓いの言葉もユニーク。司会の女性が「新婦のことは何でも聞いてあげると誓いますか?」と聞き、「はい、誓います」と答える。新婦には「いつも笑顔を絶やさないのと上品さを失わないことを誓いますか?」と聞き、「はい、誓います」。その誓いをわれわれ参列者が拍手をもって承認するという、いやいやなかなか大変な誓いであります。「永遠の愛を誓いますか?」なんて形式的なもんやないのであります。
湯川さんというと、私や妻は誠実なお人柄、守備範囲の広さ、私生活を想像させない不思議な雰囲気、というイメージをもっていたんやけれど、ここでは勤務先ももちろん明らかになる。大手電機メーカーに勤務してはったんですね。
花嫁さんは幅広いご趣味の持ち主で、「インド・ムービー・ダンス」の教室に通ってはったりする。そのダンス仲間による楽しい踊りがまたよろしい。ダンスの先生が私たち夫婦の前に座ってはったんですけど、なかなか強烈なキャラクターで、強く印象に残る方でありました。
しかし、この日最もインパクトがあったのは花嫁さんの御父君。娘を他の男に渡したくない父親という役回りを徹底的に貫き通してはり、それに対して湯川さんが対抗するなんて場面は、「たちよみの会」での湯川さんからは想像できません。

馴れ初めを聞こうと、新郎新婦のところに行きまして、写真をとる。笑顔の似合う素敵な花嫁さんであります(SF関係者やないので、写真は一部修正してあります。べっぴんが台無しですけど、堪忍してくださいね)。馴れ初めを聞いたら、「知人の紹介」とか。どんなふうに紹介されたのかと思うていたら、友人代表の方のスピーチで明らかに。湯川さんの同僚の方が花嫁さんのお友だちで、湯川さんと話をしているうちに花嫁さんのことを紹介することになってしもうたとか。なんと、SF者であるにもかかわらず、めちゃめちゃ普通の馴れ初め! 予想外であったわい。
参列者の中に占める新婦友人の割合の多いこと。新郎友人は私ら夫婦と「元京フェス実行委員長」の大澤和彦さんだけ。これではまるで湯川さんには友だちが少ないみたいやないですか。もっと来てくれはったらよかったのに。なんかいろんな意味でめったに見られん湯川さんを見ることができたのですぞ。
実際のところ、新郎新婦両名とも早くも深い信頼関係を築いてはるという感じで、列席した者すべてが「この二人には幸せになってほしい」と思っているのが、会場の空気として充満していたという感じやったね。
列席者の目の前で婚姻届に署名し、証人の欄に新郎新婦の御父君がそれぞれ署名をし、それを全員の前で披露する、なんて演出にも驚かされた。婚礼パーティーの構成者と司会の方がほんまにうまいこと進めてはるなあと感じいった次第。
式場を出る時に渡された引き出物がまたおもしろい。ミネラルウォーターのペットボトルか「ウコンの力」のどちらかを選ぶのです。シャンパンもビールもおいしかったし、酔い覚ましに、なんて配慮がお二人らしい。
ちなみに今日4月2日に式を設定した理由も面白く、ほんまは4月1日にやって「ほんまに結婚するんか、嘘とちゃうか」と思わせようという茶目っ気あふれる提案を花嫁さんが出したんやけれど、平日は避けようということで1日ずらしたとのこと。花嫁さんのそういうセンス、ええなあ。そしてそれをいっしょになって楽しめる湯川さん。まさにお似合いの夫婦といえるんやないやろうか。
というわけで、幸せな気分をいっぱいもろうた「人前婚」のパーティーでありました。
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