ほころび? [時事ネタ]
ほころび、なんやろうか。
これまで橋下市長の施策に常に賛同していた2者が、初めて反対意見を表明した。
ひとつは関西経済同友会。大阪北ヤード「うめきた」に建設予定の産学協同施設について市長がいきなり「白紙」を提案したことに対し、「府と市と財界でこれまで進めてきた事業ではないか」と反発した。
ひとつは上山信一。橋下市長の「大阪維新」の設計図を書くブレーンの一人。御堂筋の景観保護のための高さ規制を市長が廃止する意向を示したことに対して、「都市のイメージを壊すような自由化には賛成しかねる」と反発した。
私はずっと新聞、雑誌や書籍などで橋下ウォッチングを続けてきたけれど、橋下市長の提案の多くが関西経済同友会と上山信一と堺屋太一の意見に基づいたもので、彼自身の思いつきは批判されるとすぐにひっこめるのに、この3者の提言したことについては実現するまで粘る。
ここですぐに市長が前言撤回したら、それは彼のいつもの思いつき発言なんやろうけれど、もしかしたらブレーン3者の提言の食い違いが原因ということやったら、橋下ブレーンたちがいずれ空中分解してしまう可能性もある。
さて、果たしてこのほころびがどうなっていくのか。大きく引き裂かれていくきっかけになるのかすぐに修復されていくのか。まだまだ先は読まれへんけどね。
これまで橋下市長の施策に常に賛同していた2者が、初めて反対意見を表明した。
ひとつは関西経済同友会。大阪北ヤード「うめきた」に建設予定の産学協同施設について市長がいきなり「白紙」を提案したことに対し、「府と市と財界でこれまで進めてきた事業ではないか」と反発した。
ひとつは上山信一。橋下市長の「大阪維新」の設計図を書くブレーンの一人。御堂筋の景観保護のための高さ規制を市長が廃止する意向を示したことに対して、「都市のイメージを壊すような自由化には賛成しかねる」と反発した。
私はずっと新聞、雑誌や書籍などで橋下ウォッチングを続けてきたけれど、橋下市長の提案の多くが関西経済同友会と上山信一と堺屋太一の意見に基づいたもので、彼自身の思いつきは批判されるとすぐにひっこめるのに、この3者の提言したことについては実現するまで粘る。
ここですぐに市長が前言撤回したら、それは彼のいつもの思いつき発言なんやろうけれど、もしかしたらブレーン3者の提言の食い違いが原因ということやったら、橋下ブレーンたちがいずれ空中分解してしまう可能性もある。
さて、果たしてこのほころびがどうなっていくのか。大きく引き裂かれていくきっかけになるのかすぐに修復されていくのか。まだまだ先は読まれへんけどね。
橋下市長の二重行政解消のための「大阪都構想」には基本的に私は賛成です。しかし「都構想」は大田前知事も提案していましたので橋下さんのオリジナル構想ではありません。彼が権力欲のために都構想を利用しているのか、それとも大阪を中心とした関西の経済発展の起爆剤の役割を果たしそれを見届けたうえで国政に出るのか見極めが必要と思う。
ちなみに御堂筋の高さ規制緩和は不動産業者の私の目から見れば疑問点が多いです。確かにそのことで御堂筋界隈は建て替えが進みその周辺の土地所有者や店舗を持っている者、ゼネコンあたりは潤いますが、一極集中の結果、郊外の不動産、テナントは価格が下がり必ずしも全体が潤うわけではないのでもっと議論が必要だと思います。
振り返って来月の京都市長選は相変わらず非共産vs共産の構図で力強いメッセージがないままの突入なので白けています。
by azuma (2012-01-29 11:02)
橋下構想そのものは実は関西経済同友会、上山、堺屋の意を呈したものであると私は見ています。
この三者が空中分解した時にどうなるのか。
そこが注目したいところです。
by t-kita (2012-01-30 00:00)