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氷室冴子を手に [読書全般]

 放課後、図書室の当番で、図書室にこもってお仕事。図書委員の女子と話をしたりする。
 廃棄本の中に昔の集英社コバルト文庫が少しばかりありまして、特に氷室冴子さんの絶版本が多かった。廃棄本処理をしている時に、「これを廃棄するのはもったいないなあ」とつぶやいたのを聞いたその生徒が関心を持って、ひきとりたいと申し出てくれたので、少し嬉しくなる。
 ただ、この女子生徒(2年生やから16~7歳やね)は、氷室冴子という名前を知らなんだ。
 うーむ。ティーンズ小説というたら氷室冴子の名前がまず一番最初に上がった時代もあったけど、亡くなってしまえばそんなもんか。
「知らんかあ。ほら、スタジオジブリのアニメで『海が聞こえる』の原作者なんやけど……」
 そう言うたら、「知ってますっ!」と目を輝かせた。
 スタジオジブリ恐るべし。彼女がもちかえるものには氷室さんの代表作である「なぎさボーイ」「多恵子ガール」「シンデレラ迷宮」なんかがあって、これはきっと読んで何か感じてもらえそう。他にはルパンシリーズの「813」などのミステリも持ちかえろうとしている。こういう生徒は大事にしたいものです。

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