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伝説ではなく実在したユニフォーム [プロ野球]

 今日からの3試合は、セントラル・リーグでは「グレート・セントラル」シリーズと称して、昔のユニフォームの復刻版を「レジェンド・ユニフォーム」として着用し試合をしている。「伝説のユニフォーム」というわけですな。我らがタイガースは球団創設時に着用していたもの。どこまで再現できているか写真を並べて比較してみましょう。上は当時の写真で、主将の松木選手が着用している写真。下は今回復刻されたもので金本選手が着用している。


 デザインはそのまま、襟の立ってるとこらへんまでちゃんと再現している。色は写真ではわからんけれど、保存されていたものなどを参考に再現しているはず。
 ただ、どうしても違うように感じるのは、ユニフォームの仕立て方ですねえ。なにしろ1937年のユニフォームやから、服地が現在のものとは全く違う。動きやすいようにだぶだぶに仕立ててある。現在は新素材を使用しているから、体にフィットした仕立て方ができる。この違いはけっこう大きいように思うねえ。
 ただ、テレビ中継を見ていて懐かしさを感じるのは、実は私にはカープのユニフォームなのですね。1975年のリーグ初優勝の時のビジター用のユニフォームなんやけれど、実は私が生まれて初めて甲子園に行って見た試合が1976年のカープ戦で、今回今の選手が着用しているののほんまもんを生で見ているからなんですわ。生まれて初めて甲子園で見たセ・リーグの野球やからね(パ・リーグはそれ以前に西宮球場で阪急とロッテの試合を見ている)。そらもう印象に残っていて当然でしょう。ちなみにタイガースのユニフォームは以前交流戦で復刻された「輝流ライン」というぎざぎざのラインが袖とズボンに入ったものでしたな。
 ということは、私にとっては今回のカープのユニフォームは伝説でも何でもなく現実に見たものなんですよ。伝説というなら、例えば「試作されて練習で着たけれども実際に試合では着用せず、実物も写真も残ってない」みたいなものでないと。タイガースの方はさすがにこれの実物を着た試合を生で見た人はいたとしてもほんのわずかになっているやろうけれど。それでも、ちゃんと実物や写真が残っているわけやから、伝説でも何でもない、実在が証明されているユニフォームですがな。
 どうも私はこういう大層な表現が気になってしまうたちなんやねえ。困ったものです。

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コメント 2

あずま

昔のユニフォームを復刻するのは結構なのですが、ビジターゲームで使用していたユニフォームをホームゲームに使用するのに違和感を感じるのは私だけだろうか・・・。それと数試合使用しただけで後はどうするのでしょうかね?。
by あずま (2012-08-25 09:15) 

t-kita

これはイベントなのですから、私なんか割り切って純粋に楽しんでますけどねえ。
ちなみにタイガースのユニフォームの場合、草創期はホームもビジターも同じものを着用していたので、これでもよいわけです。
来週末は同じ組み合わせでホームとビジターが入れ替わるのですから、ちょうどええやないですか。目くじらを立てるほどのこともございますまい。
ユニフォームはチャリティーオークションにかけるそうですよ。
by t-kita (2012-08-25 23:52) 

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