アクシデントも相撲のうち

　横綱白鵬が、琴奨菊戦のあと、顔をしかめている。非常に苦しそう。普段そういう表情をする力士やないだけに、よほど痛いんやろうと思われる。
　ネットのニュースによると、軽い肉離れで、休場ということにはならなそう。そやけど、一晩おいて朝になったらまた状況が変わることもあり得る。４１連勝という連勝記録を続けているだけに、横綱は休みたくないやろうけれど、無理をして出場し、明日から連敗したりするとか、やっぱり休場するとかいうこともありそう。
　もしそうなって、１２勝３敗で優勝決定戦が行われ、稀勢の里が優勝したらどうなるのか。今場所後の横綱昇進はないとしても、来場所優勝したら横綱昇進の条件はそろうことになる。そこでとってつけたように１２勝の優勝では価値がないなんて横綱審議委員会が言いだしたりしたら、どうなるのか。
　こういった競技にはアクシデントがつきもの。それも相撲のうちですわ。このアクシデントで他の力士に運が向いてくる場合もある。白鵬には悪いけれど、これで優勝争いが面白くなるかもしれん。なんとも皮肉なことではあるけれど。
　一番問題になるとしたら、白鵬がそんな状態でも独走して全勝してしまったりした場合ですな。白鵬以外の力士が弱過ぎて、連勝記録に価値がないなんて言われたらどないしよう。
　大相撲名古屋場所、残り３日間、がぜん目が離せなくなってきた。

　７月２１日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。