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まだら模様の記憶 [1月17日の記憶]

 午前5時46分、朝食の箸を休め、サンテレビにチャンネルを合わせ、しばし黙祷。
 外はまだ暗い。
 はて、22年前の今日、地震にゆすぶられて起きた時、こんなに暗かったかな。天井から下がっていた蛍光灯が大きく揺れていて、新婚早々の私は妻の上に覆いかぶさって蛍光灯が落ちてきた時に備えたというのは覚えている。わりとはっきり見えていたように思うんやけれど、22年もたつとその分の記憶だけが取りだされてしまっているのかもしれん。
 本の山を踏みつけてテレビのスイッチを入れた時も明るかったように思うけれど、あれは電気のスイッチを入れたんやったっけ。
 てなぐあいに、はっきり覚えていることとあいまいなのとがまだら模様みたいになってしもうている。
 神戸で被災した方たちはもっとくっきり覚えてはるのかもしれんけれど、それでもやはりまだら模様になっているところがあるんやないやろうか。
 あの揺れを体験した者でも「風化」は免れん。ましてや、その後産まれた人や震災後に神戸に住むことになった人は、地震そのものを体感してへんのやからなあ。神戸在住の方で、震災に遭うた人の割合が6割まで減少したそうな。
 それやからこそ、震災の恐ろしさを少しでもこうやって書き残しておかねばと、毎年思う。
 お山の学校の近辺の道は凍てついていて、すべらんように慎重に歩く。昨日までの寒さはなくなったけれど、ストーブで温めた部屋から廊下に出るとひんやりするねえ。
 ぬくい大阪市内に早く帰りたくて、定時に退出。帰宅して録画した相撲中継を見る。平幕の貴ノ岩がはたき込みに敗れ、1敗は照ノ富士を落ち着いて組み止めて寄り切った稀勢の里一人になった。このまま初優勝しそう、という雰囲気にならんところが稀勢の里らしさか。白鵬は連敗を止めて2敗でぴったりと着いてきている。さてどうなるこっちゃら。

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