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トップアスリートと怪我 [スポーツ]

 今日は日曜出勤の代休。感覚的には土曜日なんやけど、カレンダーは金曜日。ずれを感じるんですよねえ。
 明後日からは大相撲九州場所。横綱鶴竜と幕内宇良の休場が確定。展望は明日アップするけれど、宇良の休場は寂しいね。そやけど怪我は完全に治して、もとの相撲を取ってほしい。初場所での十両陥落は決定的になったけれど、中途半端に出場するよりもいいと思う。
 怪我というたらフィギュアスケートの羽生選手。公式練習で足首を痛め、NHK杯の欠場が発表された。これでグランプリファイナルの出場が難しくなった。冬季五輪に出場するためには日本選手権でタイトルをとるしかないとフィギュアスケートファンの妻に教えてもろうた。一発勝負で出場権を勝ち取るのみといういわば背水の陣。
 ほんまにスポーツ選手の敵は怪我ですね。でも、上を目指すには怪我を恐れていてはいけない。スポーツは健康のためにやるもんやと思われがちやけれど、トップアスリートともなると頂点を極めるために怪我の危険や肉体への極度の鍛錬が必要で、かえって不健康なんやないかと思われる。それでもファンはトップに立ってほしいと願い、頂点を目指すためにぎりぎりまで体をいじめぬかんならん。
 そのことを子ども時代に教えてくれたのは「あしたのジョー」やったかもな。力石徹は減量の果てに命を落とし、カーロス・リベラはパンチドランカーになる。矢吹丈も白く燃え尽きていった。
 今読んでも、「あしたのジョー」が傑作なのは、トップに立つということの厳しさを極限まで描いたことかなあ。派手に技の名を叫んで強敵をぶったおし、トップに立ったかと思うたらそれより強い敵があわれてそいつを倒すためにさらに超人的な技を身につけるというような、いわば「強さのインフレ」みたいなところはなくて、個性的な敵に対しその場その場の工夫で戦うところがええのです。
 羽生選手も怪我をしっかりと直して、万全の状態で日本選手権に臨んでほしいものです。

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