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日本誕生 [映画]

 風邪薬が効くくらいまで体力が回復してきた。今日は外部会議や研修などがないので、一日仕事部屋で事務作業。12月のはじめに後期の中間考査があるので、試験範囲の見通しをして、試験問題のたたき台を作ったりする。来週には進学予約奨学金第2回募集のインターネット申し込みがあるので、生徒向けに入力マニュアルを作成。
 こう書くと懸案をバリバリと片づけたみたいですけどね。とにかく起動が遅くペースがのろくという状態やから、思うように進行しません。まあ明日の休みにしっかり午睡するか。
 先日、倫理の授業で生徒に「日本誕生」という60年前に公開された映画のDVDを見せた。三船敏郎がヤマトタケルとスサノオノミコトを演じており、特撮は円谷英二、音楽は伊福部昭。タイトルクレジットにそういう名前が並んでいても、生徒たちは無反応。まあしかたないか。
 全編を見せるには時間がかかり過ぎるので、教科書で触れられている「天岩戸」の場面だけを見せる。アマテラスオオミカミの草笛光子がきりっとした美しさを見せ、天岩戸の前で話し合うている神々は柳家金語楼、エノケン、加藤大介、有島一郎、三木のり平といった面々。岩戸を引き開けるのは四十六代横綱朝潮太郎。岩戸の場面のためだけに集められたキャストですぞ。なんてぜいたくな。でも、生徒たちには誰がなんという役者かなんてわからんのやなあ。ああもったいない。
 デジタル補正されているので、画像も美しく、生徒に書かせた感想の中には「60年も前に作られたとは思えない」というのもあった。生徒からしたらそれこそほんまに神話の世界ですからねえ。でも、フィルム撮影、そしてCGなど使わないで作られた質感のある特撮、そして役者の存在感など、正直今と゜きの映画よりもこのころのものの方が凄いと私は思う。
 映画を見せたのは日本の風土と信仰について理解させるための補助でしかないけれど、感想を読んだら生徒たちは記紀神話についてそもそも知識がないことが分かった。それはそれでいかがなものか。学校で教わらなんだら知る機会はないのかもなあ。

 11月18日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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