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辛口の審査 [演芸]

 週間予報では今日あたり雨のピークみたいな感じやったけれど、晴れたり曇ったり。それなりに温くはあり、出勤した時は汗ばんでいたけれど、ジャケットを脱ぐと底冷えの仕事部屋では一気に冷えて寒気がする。つまり体温調節の難しい一日でありました。
 本日も試験。試験監督、試験採点のほか、会議もあり。もう少し教材作成などもしておきたかったけれど、集中して何かをやろうとしたら生徒が書類提出をしにやってきたり、提出書類関係の質問の電話が保護者からきたりしてたびたび中断。私の仕事のスタイルは一気集中なので、こうたびたび中断するとその度にエンジンをかけ直すのが大変なのです。
 気分転換にネットでニュースを見たりする。すると、「M-1グランプリ」のあとの打ち上げで酔ったとろサーモンの久保田が審査員の上沼恵美子さんのことを悪しざまにののしり、それがスーパーマラドーナのインスタグラムにアップされたりして炎上したりなんかしてるらしい。その映像はもう削除され、それぞれがツィッターで上沼さんに謝罪しているとか。
 うーむ、時代は変わったよなあ。昔は漫才師も師弟関係があり、こういう場合は師匠の顔に泥を塗ったというようなことになったりするから表沙汰になったりはしなかったものやけれど。今の漫才師はほとんどが養成所出身やから、そういう「しつけ」はされてへんのやろうね。デイリースポーツのサイトなどによると、彼らは上沼さんが名前を売りたいために審査員をしているなどと罵ったらしい。紅白歌合戦の司会までした人が今さら名前を売らんならんことはないよね。同じ業界の大師匠のことについてそこまで無知であるということに驚いた。おそらく彼らは「海原千里・万里」という漫才師がいてたことも知らんやろうし、エンタツ・アチャコやダイマル・ラケットという偉大な先達がいたことも知らんのやろうなあ。いや、それどころかやすきよの漫才すら映像でも見たことがないかもしれん。
 不勉強なのは彼らの勝手ではあるけれど、それを許している吉本興業にも問題があるんやなかろうか。養成所で何を教えているんか知らんけれど、せめて昔の漫才のビデオくらい見せたれよ、と思うのでありました。
 上沼さんは「M-1」の翌日のラジオで「審査員は引退する」と言うてはったらしいけれど、芸とは何かを若い漫才師たちにしっかり伝えるという役割をまだまだ続けてほしいものです。こいし師匠は亡くなるまで辛口の審査を続けてはったし、そういう役割はしんどいかもしれんけれど、必要やと思うのです。

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高井 信

>ゆ鮨清
しばらく悩んで、あ、もしかして「やすきよ」?
by 高井 信 (2018-12-06 07:16) 

t-kita

 ご指摘ありがとうございます。「やすきよ」です。「ゆすきよ」とうって、変換してしもうたのですね。なおしておきます。無変換にしておけばよいのに、なにをしているのやら。
 それにしてもよくおわかりですね。すごい。書いた私でも悩む誤変換ですのに。
by t-kita (2018-12-07 00:20) 

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