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臓物大博覧会 [SF]

 朝から体が重いけれど、今週いっぱいはなかなか休めん。今日は目いっぱい授業。事務作業は遅々として進まず。そちらは明日にまわすしかない。
 定時で退散。帰宅後すぐに相撲中継の録画を見る。大急ぎで飛ばし見をしたので今ひとつ集中して見られなんだ。炎鵬の足取りくらいしか印象に残ってへんなあ。今日も栃ノ心は力相撲で寄り切り。あと7勝で大関に戻れるぞ。で、その大関は3人とも枕を並べて討死に。鶴竜が人が変わったみたいに力強い。
 相撲を見てからプロ野球中継を追っかけ再生で見る。勝っているチームは選手を動かさんというセオリーに反し、ジャイアンツの原監督は先発の新人高橋を球数が100に達したというだけで交代。セオリーは生きていた。ジャイアンツのリリーフ陣をタイガース打線が打ちこんで逆転勝利。ジャイアンツは首位か知らんけれど、リリーフだけ見たら明らかにタイガースの方が上。1点でもリードしたらとにかく逃げ切るというパターンで明日も頼むで。
 小林泰三「臓物大博覧会」(角川ホラー文庫)読了。さまざまなアンソロジーや会社の広報誌などに収録、掲載された短編を集めたもの。純粋なホラーもあれば、SFショートショートもあり、ミステリ仕立てのものもありと、よくいえばバラエティに富んだ、悪くいえばごった煮のような作品集でした。以前読みかけてそのままになっていたものを最初から読み直す。一応プロローグとエピローグをつけて「臓物大博覧会」に来た客に悪夢を見せるという構成にしてあるけれど、必要やったかな。作品自体はどれも小林さんらしさが横溢していて面白かった。ショートショートの「釣り人」だけは毛色が違っていて、初出を見たら会社の広報誌に掲載されたものやった。かなり意図的に「普通のSFショートショート」を書いているのですね。これはなかなかでけんことやと思う。書きおろしの「悪魔の不在証明」が小林さんらしい記述のトリックで読ませ、小林ミステリのエッセンスみたいな感じで面白かった。こういうごった煮みたいな短編集も、作者の守備範囲の広さを示していてよいねえ。

 5月19日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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