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わらの女 [読書全般]

 今日は月例の京都の医者行き。京都は最高気温38度。こんな日に外出したくなんかないんやけれど、こればかりは予約を入れていたわけやから仕方ない。
 午前中は昨夜録画した深夜アニメをひたすら見て、昼前に出発。冷房のきいた場所と外との温度の落差が激しく、著しく体力を消耗する。帰阪して、その足で自宅近くのドコモショップへ。スマホの充電が最近うまくいかんことが多く、接触が悪いみたいなんで、充電器とスマホをチェックしてもらう。ショップでは特に異状なし、とのこと。こういうの、一番困る。
 帰宅後、午睡。夕刻起きてラジオ、テレビ、ラジオでプロ野球中継を聞いたり見たり。西がカープ打線を抑えて勝つ。テレビ中継はテレビ大阪。火曜日の中継やとサブチャンネルを使うて延長するけれど、土曜日はおそらくテレビ東京とのネットの関係で延長はなし。ここらあたり、スポンサーとの関係もあって自由にならんのやろうけれど、なんとかならんかなあ。
 カトリーヌ・アルレー/橘明美・訳「わらの女」(創元推理文庫)読了。古典ミステリの新訳版。新聞広告で老富豪が結婚相手を探していると知った主人公ヒルデガルドが、富豪の秘書と結託してまんまと結婚に成功するけれど、遺産相続が確定する前に夫は急死。そして彼女は夫殺しの犯人にされてしまう。欲望に負けた平凡な独身女性の描き方がなんともすごい。彼女に結婚話を持ちかける富豪の秘書も、そして金で人々を思うままにする老富豪も、とにかく人の欲望の生々しさというものを赤裸々に描いていて、それだけでぞくぞくする。そして順調に行っていたはずの計画が少しずつおかしくなっていくとこら当たりの主人公の心理描写! 非常に面白くて一気読みしてしもうた。やはり古典として残っている作品というものにはそれだけ読ませる力があるんやなあ。

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