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ケイトが恐れるすべて [読書全般]

 今朝も通常通りに目覚める。アニメやら「なつぞら」やらを見たあと、全国高校野球選手権大会の開会式を録画して見る。入場行進と選手宣誓は等倍で、挨拶のたぐいは早回しですっとばす。熱中症対策のために水分補給の時間は設けられているけど、あの挨拶を短縮した方が熱中症対策には有効やと思うがなあ。
 選手宣誓は愛知県代表の誉高校の主将。かなり緊張していた感じやけど、よう頑張った。直後の第一試合で青森代表の八戸大光星高校に完敗していたけれど、誉高校の選手たちには一生忘れられん一日になったことやろうね。
 そのあと、久しぶりに外出。というても、最寄り駅の売店で雑誌を買うたりしただけやけど。でもまあごろごろ寝ているよりはましですね。
 帰宅してから昼食。食後は午睡せず雑誌を読んだり、パソコンに向かうたりして過ごす。夕刻からラジオでプロ野球実況を聞く。今日は地上波もBSも中継がなく、私の視聴環境では映像は一切見られず。頼りのDAZNもスワローズとカープとは契約でけなんだとかで、スマホでも映像は見られんのでした。ラジオを聞きつつ、読書の続き。夕食後も読み続け、試合終了までに読み終えた。
 台風が西に行って、風がぱたりとやみ、夕刻からはほんまに蒸し暑く扇風機が頼り。シャワーで汗を流してから寝るとしよう。
 ピーター・スワンソン/務台夏子・訳「ケイトが恐れるすべて」(創元推理文庫)読了。「時計仕掛けの恋人」「そしてミランダを殺す」に続くスワンソンの3作目。今回はデートDVのせいで対人恐怖症になってしもうたロンドン在住の女性が、会うた事のないボストンの又従兄の申し出でロンドンの住まいとボストンの住まいを交換することにしたら、ボストンの住まいの隣人がいきなり殺されてしまい、あれよあれよという間に事件に巻きこまれてしまうというもの。主人公は神経症。他に出てくる者も覗き魔やらサイコパスやら。展開そのものは非常に面白いんやけれど、ここまで病的な人間ばかり出てくると、もう何が起こってもおかしくないという感じですね。作者お得意のカットバックに、視点の切り替えなどもますます効果的になってはきているけれど、3作続いて同じ手でやられると、ちょっと飽きてくるかな。なんか芸がないという印象を与える。これ1作だけ読んだら、それはもうおもしろいと思うけれどね。「そしてミランダを殺す」のインパクトが強かっただけに、薄まってしもうたという感じかな。

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