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日本SF誕生 [SF]

 昨夜は鼻の調子が悪く鼻ポンプのせいもあって息苦しく明け方早く目が覚めてしまう。朝食を取りながら昨夜録画した深夜アニメを見たりしているとむやみに眠くなり、結局寝なおす。昼過ぎに起きてきて昼食。それからパソコンに向かうたり、読書をしたりして、夕刻出かける。
 今日は鼻ポンプのお医者さん。血圧の状況などの問診をして、引き続き同じ薬と鼻ポンプの継続をするということに。平日の夕方で、混んでるかと思うたけれど、そこそこ。思うていたよりも早く帰宅。帰宅後はしばらく読書。
 夜は追っかけ再生でプロ野球観戦。連敗が止まり、やれやれ。今夜こそはしっかり寝たいですね。
 豊田有恒「日本SF誕生 空想と科学の作家たち」(勉誠出版)読了。数少なくなったSF第一世代作家である豊田さんによる回想録。自分史というほど綿密なものではなく、日本SF草創期の人々について、これまであまり外に出てこなかったエピソードが多く綴られていて、貴重な一冊。ただし、日本SF草創期の歴史的な事実をある程度頭に入れておいた方がより楽しめるという感じかな。「あなたもSF作家になれるわけではない」(徳間書店)の方がよりくわしい。本書はそれを補完するような感じかな。もっともこれは豊田さんの視点から書かれた本なんで、例えば福島正実さんの「未踏の時代」(早川書房)など全く別の視点から書かれたものを読む必要はあると思う。といえ、本書に多く掲載されているスナップ写真を見ると、かなりの割合で鬼籍に入られているので、筒井康隆さんや眉村卓さんにもこういう回想録を残しておいてもらえれば、と思う。それはそれとして、若いSFファンの方にこそぜひ読んでおいてほしい。できれば「あなたも――」なども復刊してもらいたいのだけれど。諸般の事情で早川書房が無理なら、東京創元社でもどこでもええから……あかんかな。

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