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おやすみなさい、ホームズさん [読書全般]

 今日は雨の予報なので、傘を持って出る。出勤時は特に傘のお世話になることはなかったけれど、就業中は強い雨が降ったりやんだりと不安定な天候。ただそのおかげで仕事部屋の室温はさほど上がらず、扇風機の微風でもちょっと涼しいかなという感じ。で、スイッチを切ると、湿度は高いのでしばらくしたらじわりと汗がにじむ。それでまた扇風機の微風をつけると少しひんやりする。その繰り返しでありました。うまく調整せんと風邪をひくなあ。
 今日は授業がひとコマ。午後は昨日どんがらがっしゃとやってまでして引っ張り出したDVDを見ながらそれに合わせたプリント作成などをする。月曜日にある「旅発見」の授業の教材であります。お題は京都観光。京都なら遠足で行ったりしているからなじみもあるでしょう。
 定時に退出。お山の学校でも、乗り継ぎ駅でも雨は降ってなんだけれど、自宅最寄り駅に着いたら、滝のような豪雨。それでも早く帰りたかったから、傘をさして歩きだす。これがあかんかった。傘があってもズボンとかびしゃびしゃ。靴の中に雨水が浸入してきて歩きにくい。やむなく途中にあるスーパーで、傘があるのに雨宿り。少し小やみになってきたから傘をさして帰路に着くと、自宅近辺のあたりではあがりかけ。帰宅して服を着替えて一服つけるためにベランダに出たら、ありゃりゃ、やんでますがな。豪雨の時に無理して歩かんと、地下鉄のコンコースでしばらく待っといたらよかった。
 帰宅後はラジオでプロ野球中継を聞く。このスワローズ3連戦は地上波もBSもDAZNも中継なしなのです。NHKの「ニュース9」のスポーツコーナーでハイライトを見る。明朝は「おはよう朝日土曜日です」でたっぷり見せてもらわなあかんね。土日はNHKのスポーツニュースを録画するか。まあ、ラジオ中継があるだけでもよしとせんならんね。
 キャロル・ネルソン・ダグラス/日暮雅通・訳「おやすみなさい、ホームズさん アイリーン・アドラーの冒険 上・下」(創元推理文庫)読了。ホームズのパスティーシュで、「ボヘミアの醜聞」に登場する機知に富んだ女性アイリーン・アドラーを主人公にしたシリーズの1作目。正典では悪女のように描かれていたアイリーンやけれど、作者はいわば「裏・ボヘミアの醜聞」という感じで、アイリーンの立場から同じ事件を描きだす。ちゃんとワトソン役の女性も配し、正典を読んでいたら「ああ、そこか」とにんまりするような場面も多数用意されている。ただ、語り手のネルとの出会いなどはちょっと無理があるし、オスカー・ワイルドやドヴォルザーク、プラム・ストーカー、ティファニーなど当時の著名人とのからみもうまくいってるところとちょっと強引なところとが入り混じっていて、全体の構成としてはいささかバランスが悪いかなあ。もう少し分量を減らしたらきりっと締まったものになったと思うのに。タイトルは「ボヘミアの醜聞」で変装したアイリーンがホームズにささやくセリフをそのまま持ってきている。よほどホームズが好きな人やないと楽しめんのやないかな。

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