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少年文庫版三国志 [読書全般]

 今日から前期末考査。試験監督に会議の資料作成、会議、校内研修と落ち着かぬ一日。週の初めからくたくたになって帰宅。
 帰宅後、プロ野球中継を追っかけ再生で見る。優勝が決まって調整のつもりのジャイアンツには負けられんとばかりに必死で食らいつき、5人の投手をつぎ込んで完封リレー。梅野と福留のホームラン、近本の盗塁もよかったけれど、引退を表明した阿部対藤川球児の最後の対決にはしびれたなあ。球児が全部火の玉ストレートで勝負すれば、阿部はライトポールぎりぎりのところまで飛ばす大ファール。そして最後はフルスイングで空振り三振。こういうシーンを見るだけで余は満足じゃ。BS1のサブチャンネルではライオンズの優勝決定試合を中継。辻監督の胴上げも見ました。ライオンズファンのみなさん、おめでとうございます。来年は矢野監督の胴上げを見たいなあ。
 羅貫中/小川環樹、武部利男・編訳「三国志 上・中・下」(岩波少年文庫)読了。小川氏の訳した岩波文庫版の完訳版「三国志演義」をベースに、武部氏が少年向けに約半分の分量にリライトしたものと、上巻のまえがきにある。駒田版のあらすじを追ったものよりももちろんボリュームがあり、物語としての盛り上がる場面はしっかりと描かれている。完訳版を読んでないので比較はでけんけれど、分量といい、過不足のないリライトといい、読みやすい文章といい、大人であってもこの3巻あれば十分楽しめるんやないかと思う。「三国志」を読み尽くしたいというなら完訳版やいろいろな作家の書いたものを読んでいけばええと思うけれど、例えばゲーム等でしか「三国志」を知らん人がちゃんとストーリーを知りたいと思うのなら、これがお薦め。作家が書いたものは、原著にはない場面があったり、その作家の個性がはっきりと出てしまうから、かえってよくないかもしれんね。
 抄訳やけれども、やっぱり「三国志」はおもしろい! それを再確認させてくれる名訳やと思います。さて、次は完訳「三国志演義」を読むぞう。

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