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バーナード嬢曰く。 5 [漫画]

 長い連休が終わり、今月初めての出勤。公式には明日までが休校。というわけで、来週以降、生徒を少しずつ登校させる計画を現場では立てている。ただ、緊急事態宣言は今月末までのびたし、府知事は「大阪モデル」たら言うて15日まで様子を見て、それから徐々に規制を緩和していくと公表している。つまり、「大阪モデル」に従えば、来週いっぱいまで休校は続くことになる。そやのに公式に休校延長は発表されてへん。そこで、来週から再開ということを想定して準備をせんならん。本日の時点で状況はどう変わるか確定してへんのです。そんな中で、例えば生徒を午前と午後に分けて登校させ、その間に保健室のメンバーを中心として消毒作業をするということを想定して、今日は消毒のシミュレーションをしたりする。また、登校してきた時に渡す課題も用意しておかんならん。
 校長もぼそりと「先が見えん、しんどい」とぼやいていた。ぼやきたくなるよね。校長とは前任校で同僚やったから、私の前ではそういう弱みも見せてしもうたりする。
 時間いっぱいまであれこれと準備。定時には帰れたけれど、帰宅したらもうぐだぐだ。小説など読めず、漫画を読む。
 施川ユウキ「バーナード嬢曰く。 5」(一迅社)読了。相変わらず図書室で本をネタにぐだぐたと話をしているばかりではなく、本巻ではレギュラーメンバー4人(それ以外の人物は出てこない)が、それぞれの距離を計りはじめる。特に町田さわ子と神林しおりの関係性がかなり大きく変化し、独特の友情をかわしていくあたり、読書ネタのギャグ漫画やったのが年を経るごとに物語性を持つようになってきたと感じられる。それはそれで面白いなあと思うのですね。彼らはいつまでも高校生やのに、いつしかスマホを持つようになり、現時点での最新刊(「三体」とか「息吹」とか)について語ったりしている。つまり設定が固定されていく中で時事ネタの入る「サザエさん」スタイルなわけやけれど、それでもちゃんと作品世界ではそれなりに時間が流れ、人間的成熟も見られるという、思わぬ方向に進んでいってるわけです。さて、まだまだ続くこの世界、果たしてどのような展開を見せていくのか。これまでとはまた別な楽しみができてきた。

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