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勝武士の死 [追悼]

 今朝の日刊スポーツの一面は、大相撲高田川部屋の三段目、勝武士さんの訃報 が大きく出ていた。享年28。死因は新型コロナウィルス性肺炎による多臓器不全。
 なんと日本では新型コロナウィルスによる20代の死者はこれが初めてやったという。勝武士さんはずっと糖尿病を患うていて、インスリン注射を打ったりしていたようや。つまり、基礎疾患のある人にはこのウィルスは容赦なく襲いかかってくるということやね。私は高血圧の薬を飲んでいるけれど、それほど重篤やない。でも油断は禁物。今日も教え子が送ってきてくれた布マスクをして出勤。毎日帰宅したらすぐに洗い、夜寝る前までベランダで乾かし、朝まで洗面所に干しておいて忘れずにつけていくのです。
 それはそれとして、勝武士さんの相撲はそうようけ見ているわけやない。BSの中継で三段目上位の取組が入った時にちらちらと見たくらい。日刊スポーツの紙面では初っ切りをしている写真が使われていた。これは巡業や花相撲で行われるコント相撲みたいなもので、力水を口に含んで相手の顔にかけたり、土俵上でボクシングをしてみたりと面白おかしく相撲を見せながら、反則技を紹介するというもの。私は小学生の時に京都巡業に連れて行ってもらい、この初っ切りで大笑いしたことを覚えている。あの頃の方が反則技をはっきりと出して見せていたように思う。
 たぶん勝武士さんの初っ切りはNHKの福祉大相撲でやっているのを見たことがあるはず。小柄できびきびした動きのお相撲さんがやっていたから、たぶんあれが勝武士さんやったんやろう。
 幕内の琴恵光関とは同期入門で同い年やったという。デイリースポーツの電子版で、琴恵光関が思い出を語ったりしているのを読んで知った。同門で、しかも同期というのは力士にとっては大きな絆やそうで、同じ場所で初土俵を踏んだ仲間が関取に出世すると、同期の力士たちがお金を出し合って明荷(あけに)という化粧まわしなどを入れる葛籠(つづら)を贈る習わしがあるそうや。
 夏場所は残念ながら中止になって寂しい思いをしていたけれど、勝武士さんのような死者が出るんやったら、やはり中止は致し方なしやったんやろうなあと思う。もし予定通り強行していたとしても、勝武士さんが亡くなった時点で中断していたやろうけれど。
 初っ切りをしながらなんとか幕下昇進を目指していた取的が、こんなに大きく一面に載ることはまずないけれど、本人はそれを見ることがかなわないというのも辛いことです。
 謹んで哀悼の意を表します。
 今日でお山の学校は1年生が登校してきて、これで全学年の生徒が最低一度は登校してきたことになる。今日は学校薬剤師さんを呼んで、教室と体育館の照度検査。大ベテランの薬剤師さんで、今年度新たに学校保健主事を引き継いだということで、ごあいさつ。今後の消毒についてのアドバイスなどもしていただき、ありがたいことやった。
 定時に退出し、帰宅してしばらくへたっていた。総理が緊急事態宣言の解除をしているニュースを見たりする。大阪は解除されてへんのやけれど、府知事が独自の「大阪モデル」で勝手に解除しようとしている。自粛が長引くのはかなわんけど、急ぎ過ぎて落ち着いていたのがまた増加する危険性は高い。もっとも府知事はそんなことは織りこみ済みで、また感染者が増えたら休業要請をするとかいうてる。それってかえって混乱を招くもとなんと違うかなあ。府民がはやく解除してほしがっているという空気を読んで政府の先手を打ったつもりなんやろうけれど、こればかりは正解はないから、難しいところやね。そやけど、そのせいで死人が出たりしたら、府知事は責任を取って知事を辞任するくらいの覚悟で臨んでいるんやろうな。まだまだ不安は募るばかりなのです。

 緊急事態宣言が解除されそうにないので、「たちよみの会」例会は今月もお休みとします。6月にお会いできることを願っています。

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