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もう一つの鍵 [テレビ全般]

 今日は生徒が来ない日。明日の登校日に備えて消毒作業をしたり、校内の安全点検をまとめたり。午後から雨。帰宅するころには本降り。教え子から贈られた手作りマスクを帰宅してすぐに手洗いしたけれど、乾きそうにない。明朝まだ乾いてなければ、まだ使うてへん手作りマスクがあるので、それをおろすことにしよう。
 帰宅してから、以前買うた刑事コロンボのムックを出してきて開いたら、妻も夕食を作るのを忘れるくらい食いついてきた。夕食後、その勢いで録画してあった「刑事コロンボ もう一つの鍵」を妻といっしょに見る。妻はこれも未見。初期のコロンボは完全犯罪をした犯人とコロンボの一騎打ちみたいなものだけと違い、いろいろと試している感じがして楽しい。「指輪の爪あと」のように偶然殺してしもうたのをなんとか隠そうとする犯人をコロンボが追いつめるものもあれば、この「もう一つの鍵」のように計画に失敗した犯人がそれでも無罪を勝ち取ったのをコロンボがひっくり返すというものもある。この話の面白いところは、自分を縛っていた兄を射殺した犯人の女性が、自由になったと弾けてしまうところにある。婚約者に対しても傲慢になってしまうところが犯人の穴となってしまうあたりの人間描写の深さが見どころ。ここではコロンボが犯人の母親から使用人と間違えられたりするところなど、最後の最後まで侮られている。頭のいい犯人ほど途中でコロンボが敏腕やということに気がついてかえって警戒してぼろを出すんやけれど、この犯人は無罪は決まったんだからもう顔を見せるなとコロンボを邪険に扱ったり、最後に追いつめられると拳銃を向けてコロンボを殺そうとまでする。犯人のひずんだ人物像をこれでもかとばかりに描いているあたり、後のコロンボではあまり見られん展開やないかなあ。いやあ、やっぱり初期のコロンボはパターンが決まってへん分バラエティに富んでいて面白いねえ。
 これも子どものころにはその面白さがよくわかってなかった作品の一つかな。この歳になって久々に見直し、面白さを再発見した感じがするね。

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