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死の方程式 [テレビ全般]

 府知事がいきなり来週の月曜日から小6中3高3の生徒の授業を始めるなどと告知し、6月1日から学校の再開をすると宣言した。むろん、事前に学校現場にそれに向けて準備できるかと聞いたりはしてへんと思う。いつ再開するかわかってからやないと、年間予定の組み直しや短縮期間の設定なんかを始められん。こういうのは前年度末に何度もすりあわせをして学校全体で決めていくことで、あまり急いでやったらポカをしたりするからね。
 つまり、少なくとも授業再開に向けて1ヶ月前くらいには各学校に打診をしておかんと、1週間未満でそんなもん組み直しができるわけがない。
 というわけで、学校現場はドタバタと落ち着かず。維新の会の「スピード感のある政治」なるものは、「何の準備もなしにその時の雰囲気で勝手に首長が決める政治」で、「やりなさい」とかんたんに口にし、その辻褄を合わせるために現場の職員がのたうちまわる政治なのです。そやから若い優秀な人材が他府県を受けるんやで、吉村はんに松井はん。
 1時間弱くらい遅れて退出。今日は帰路に内科医に寄る予定をしていたから、帰るまでにえらく時間がかかってしもうた。へたる間もなく夕食。食後は妻と「刑事コロンボ 死の方程式」を見る。義理の叔父に父の残した会社から追放されかけた頭だけはよいどら息子が、葉巻の入った箱に細工をして車に乗っている最中の叔父を爆死させてしまう。このどら息子役は「猿の惑星」「新・猿の惑星」でコーネリアスを演じ、「猿の惑星 征服」「最後の猿の惑星」ではシーザーを演じたロディー・マクドール。吹き替えは野沢那智。これがまたよう役に合うてますねん。できるくせに軽薄というキャラクターの性格を、みごとに声で表現してます。ラストではコロンボが犯人を見ごとに引っ掛けて自ら犯人であることを明かさせてしまうんやけれど、ここらあたりは痛快。ただ、初期のコロンボによくある「ここは大事やから見といてね」的に犯人の穴を強調する演出はいただけない。でも犯人が最後にボロを出すところの演出が決まってるからよしとしましょう。次週再放送予定の「パイルD3の壁」まででコロンボの第一シーズンは終了。だいたいパターンが出そろい、第二シーズンからは脚本、演出ともに磨きがかかってくるのです。ちなみに第一シーズンは吹き替え台本は飯嶋永昭さん。後の額田やえ子さんのものよりセリフ回しがシャープで、小池朝雄さんの吹き替えもどすのきいたものになってます。まだ「うちのカミさん」という有名な言い回しはなく、「家内」とか「女房」なんて言うてます。二見書房のノベライゼーションのカバー見返しに掲載されていた「私のコロンボ」という著名人のコメントコーナーで、飯嶋さんが翻訳に苦労したことを告白しているので、古本屋で見つけた人は要チェックですぞ。

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