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安田猛の死 [追悼]

 今日は5月なみの陽気。先週と打って変わって比較的薄着で出勤。むろんダウンパーカーなんてものは着ません。この気温の乱高下はなんでしょう。ホメオスタシスなるものが変調をきたしているのか、一日だるく、集中力が続かん。入試の採点と点検、照合を1日かけてやったわけやけれど、ときどき保健室に戻り、菓子をつまんだり、コーヒーを飲んだり。きつかったなあ。
 成績つけは明後日以降にまわし、社説の保存やら教材となる画像の保存などをぼちぼちとする。来年度、どこでどういう科目を教えることになってもええように今から準備しておかんとあかんしね。
 定時に退散し、帰宅してしばらくはだらだらと過ごし、「週刊朝日」などを読む。
 明日の法事の準備なども少々。父の一周忌なのです。父が亡くなったのは3月初めなので、去年の今ごろは毎週土曜に父の入院している病院に見舞いに行っていたんやなあ。
「わしの体はどうなってんのや!」と吐き捨てるように言うたのは一生忘れられんやろうなあ。
 昨日のスポーツ紙でもとプロ野球ヤクルトスワローズの投手、安田猛さんの訃報 に接する。享年73。死因は胃癌。
 1970年代を代表する技巧派左腕。そんなに速い球があったわけやない。そやのに当時のタイガースの強打者たち……田淵幸一、藤田平、遠井吾郎といった猛者たちがたやすく打ち取られていき、何度悔しがらせたことか。変化球のコンビネーションが抜群で、相手打者の裏をかく投球術は敵ながらあっぱれというほかなかった。いつもにやついていた。実は地顔がそうやったんやけれど、それがまた小憎らしかった。
 当時、スワローズのエースは速球派の松岡弘さん。泣き顔でポンポンと投げこむ松岡投手と安田投手は好対照で、広岡監督のもと初優勝をした時の主力やったけれど、その後は故障などもあって意外に早く引退し、コーチなどでチームを支えた。そのため解説者としてテレビやラジオに出るということはなかったと思うけれど、あの投球術を放送席で解説してほしかったなあ。
 ここ数年は癌との戦いやったという。技巧派左腕は梶間、石川とスワローズでは綿々と受け継がれている。プロ野球の黄金時代を飾った個性派で、こういうタイプの投手は最近はなかなか現れんなあ。人を食ったようなピッチング、ほんまに憎たらしい投手やった。
 謹んで哀悼の意を表します。
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承服亭すまん

ホンマにそうですわ安田投手。やられたほうはいつまでも覚えてま、わすれられへん。
by 承服亭すまん (2021-02-23 22:26) 

t-kita

 また安田か、と、タイガース戦になると先発してきましたね。「がんばれ!! タブチくん」のタブチとヤスダの名コンビも実際の対戦を見ていればこそおもろかったわけですから。
by t-kita (2021-02-24 00:22) 

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