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さいとうたかをの死 [追悼]

 今朝はアラームより早く目覚め、はばかりに行ってそのまま起床。変な起き方をしたからか、一日眠くて困る。
 お山の学校は試験最終日。今日は答案の回収、確認などの作業が中心。午後からはやっと成績をつける作業に手をつけられたけれど、能率があまりよろしくなく、途中で打ち切って定時に退出。残りは明日。
 帰宅後はサンテレビでナイター中継。追っかけ再生で見る。カープと接戦をしたタイガースやったけれど、惜しくも敗れて3連敗。そやけどジャイアンツもスワローズも仲良く敗れて順位もゲーム差も変わらず。ジャイアンツはちょっと脱落気味なんで、タイガースとスワローズの優勝争いになると思うけれど、まったく先が読めなくなった。
 劇画家さいとうたかをさんの訃報 に接する。享年84。死因は膵臓癌。私は子どものころに「無用ノ介」などでその名を知った。ただ、幼い私にはちょっと難しかったかな。手塚治虫先生のマンガに育てられた私は、どうもさいとうさんの絵柄は苦手やったみたい。手塚先生の絵柄が、男性を描いても基本形は女性であるのに対して、さいとうさんは女性を描いても基本形は男性やった。そこらあたりの画風の差もなじめなんだ一因やったのかな。
 そやけど「ぼくらマガジン」に連載されていた「バロムワン」は迫力があって面白かった。特撮ドラマ化されたらバロムワンのデザインがメタリックなものになっていたのでがっかりしたのを今でも覚えている。
 ほんまは「ゴルゴ31」についても何か書くべきなんやろうけれど、あまりよい読者やなかったのでね。完全な分業体制にしているため、企画ものも多かった。私はコンビニコミックで「小説吉田学校」の劇画化などは買うたけれど、スタッフが巻によって違うためか、構成があまりうまくいかなんだのか、ストーリーを追うだけのものになってしもうていた。まあ、スキャンして現代社会の授業のプリントに使うつもりで買うたものやったから文句は言いませんけれど。
 とはいえ、池波正太郎作品を次々と劇画化していったりと、プロダクションならではの量産体制をとっていたのはすごいことやと思うし、そのため、さいとうさん没後も「ゴルゴ31」は連載を継続するんやそうな。こういったシステム化を徹底していったため、日本のマンガは発展していったんやないかと思われる。その業績たるや、手塚、石ノ森、藤子Fといった人たちとはまた別な意味で漫画史に残る存在やったと思う。
 謹んで哀悼の意を表します。

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