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ドリーム [映画]

 今日も出勤日。「映像で見る社会」では生徒に映画「ドリーム」を見せる。米ソの宇宙進出競争がヒートアップしていた1960年代前半に、コンピュータはまだ開発される直前のため、多くの黒人女性が計算係としてやとわれていたが、天才的な頭脳を持つ女性たちも、黒人でありなおかつ女性であるということでNASAでも厳しい差別を受けていた。主人公のキャサリンは上司に認められて抜擢されるけれど、非白人用のトイレしか使えないため、長時間中座を強いられたりする。それでも実力で差別する白人たちからもその存在を認めさせ、計算係の女性たちもIBMの初期のコンピュータの使用法を見につけチームとして認められ、いずれも宇宙開発の歴史にその名を刻む、という話。差別の描き方がわかりやすく、また上司に「NASAは色など関係ない」と怒って言わせたり、宇宙飛行士のグレンだけが差別せずに接していたりなど、主人公たちが認められていく過程も非常にわかりやすい。そして、ラストはグレンがマーキュリーに登場して地球のまわりを周回飛行し、無事に着水するところをクライマックスに持ってくるなど、あざといばかりの演出。多くの生徒たちは真摯に見てくれていたけれど、一部最初から関心を持とうとしない生徒が私語をしたりするため何度上映を止めたことか。次の映画は障碍者をテーマにし、法廷の場面がクライマックスになる「アイアムサム」を見せるつもりやったけれど、やめよう。もう少し娯楽色の強いものの方がええのかな。そうか「遠い夜明け」みたいなアパルトヘイトの残酷さをこれでもかこれでもかと見せつけるようなものを見せて嫌な気分にさせてやろうかなどといらんことまで考えてしまう。ほんの2~3人のせいで、真摯にテーマを受け止めてくれている生徒まで巻き添えにしてはいかん。今、次に見せたい映画は2本。残りの授業時間数を考えてもそれが限度か。
 定時に退散し、帰りの車中、スマホでプロ野球をちらほらと見たりする。帰宅してすぐにラジオをつけて実況中継を聞く。今日は完敗。でも、ラジオとスマホを併用してここというところは映像を確かめたりした。
 夕食後は録画した相撲中継を見る。2敗で一人トップに立つ隆の勝が勝ってトップを維持。照ノ富士、宇良、佐田の海が1差で追う。宇良が優勝したりしたら面白いんやけどなあ。難しいかなあ。

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