星野と落合のドラフト戦略 [読書全般]
今日は定休日。午前中はひたすらアニメ。昨日までの疲れとアニメ疲れで、午後は午睡。目覚めたらもう6時を過ぎていた。スマホで社説のダウンロードなどをしてから、追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビ。廣澤さんと下柳さんのダブル解説。久しぶりの廣澤さんの蘊蓄解説はとにかく細かい。そこをうまくバックアップするのが下柳さん。結構ええコンビかも。試合はタイガースが3連敗してついに勝率.500ちょうどに。岡田はんはオーダーをいじって小手先で何とかしようとしているけれど、効果なし。そろそろ近本を一番に戻したらどうか。さすがに四番はタイプやなく、今日はノーヒット。サトテルはファームでまた打点を挙げている。点が取られんで苦しんでいるのに、打たれへん守られへんミエセスをベンチに置いてノイジーやサトテルをファームに置きっぱなし。やる気がないんかというように見えてるよ。岡田はんも指揮権をしばらく平田さんに預けるとかしてみたらと思うてしまう。昨年日本一になって思い切り持ち上げた手前、スポーツ紙各紙も岡田はんにきついことは書かれへんみたいな感じやしなあ。それでも記者たちから「佐藤輝を一軍に」という声があがり始めている。岡田はんがよけいそのことで意固地にならんかと心配している。古手のファンとしては昔ノムさんが今岡を二軍に落とした時と同じことをしていることに気が付いてもらいたいんやけどね。
中田宗男「星野と落合のドラフト戦略 元中日スカウト部長の回顧録」(KANZEN)読了。サブタイトルにあるように、ドラゴンズで長年スカウトをしてきた著者が、自分がスカウトをしていた期間のドラフト戦略を年ごとに回顧したもの。なぜある選手をドラフト1位にしたか、なぜ他のチームで主力になった選手を指名でけなんだかなどが生々しく書かれている。著者によると、星野仙一監督はドラゴンズの5年後、10年後を見据えて高校生を獲得したりしていたのに対し、落合博満監督は毎年勝つために即戦力となる選手を優先し、時にはスカウトの意見を全く聞かなんだ時もあったという。スカウトがどういう視点でアマ選手を見ているか、フロントとスカウトと現場の監督の見方の違いなど、非常に興味深く読めた。ドラフト指名が成功した例も失敗した例ももれなく書いているほか、その年に他のチームが指名した選手についても記載してあるので、余計に興味深い。例えばタイガースの大山選手は実はその年の大学生野手では一番評価が高く、はずれ1位で狙われていたことやとか、近本選手は3位か4位の評価くらいやったとか、中野選手が下位指名やったのは特にとびぬけて優れた点があったわけではないと判断していたからやとか。村上投手が下位指名やったのは速球の速度に問題を感じていたからやとか、タイガースの昨シーズンの日本一はスカウトと現場の思惑が見事に一致してチーム作りがなされていた結果やったこともわかる。暴露本の類やなく、長年プロ野球を深く見てきたファンを満足させる内容のもの。結果だけやなく過程も愛するプロ野球ファンには特におすすめしたい。
中田宗男「星野と落合のドラフト戦略 元中日スカウト部長の回顧録」(KANZEN)読了。サブタイトルにあるように、ドラゴンズで長年スカウトをしてきた著者が、自分がスカウトをしていた期間のドラフト戦略を年ごとに回顧したもの。なぜある選手をドラフト1位にしたか、なぜ他のチームで主力になった選手を指名でけなんだかなどが生々しく書かれている。著者によると、星野仙一監督はドラゴンズの5年後、10年後を見据えて高校生を獲得したりしていたのに対し、落合博満監督は毎年勝つために即戦力となる選手を優先し、時にはスカウトの意見を全く聞かなんだ時もあったという。スカウトがどういう視点でアマ選手を見ているか、フロントとスカウトと現場の監督の見方の違いなど、非常に興味深く読めた。ドラフト指名が成功した例も失敗した例ももれなく書いているほか、その年に他のチームが指名した選手についても記載してあるので、余計に興味深い。例えばタイガースの大山選手は実はその年の大学生野手では一番評価が高く、はずれ1位で狙われていたことやとか、近本選手は3位か4位の評価くらいやったとか、中野選手が下位指名やったのは特にとびぬけて優れた点があったわけではないと判断していたからやとか。村上投手が下位指名やったのは速球の速度に問題を感じていたからやとか、タイガースの昨シーズンの日本一はスカウトと現場の思惑が見事に一致してチーム作りがなされていた結果やったこともわかる。暴露本の類やなく、長年プロ野球を深く見てきたファンを満足させる内容のもの。結果だけやなく過程も愛するプロ野球ファンには特におすすめしたい。
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