若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある [読書全般]
今日は月例の京都の医者行き。朝から録画した番組を見てしまい、昼前に出発。薄雲はかかっていたけれど、暑い。阪急の快速特急で上洛。座りたかったけれど、外国人客が開いた座席をまるまる荷物置き場にし、スーツケースなどで満杯。下車駅に着いたところで車掌がその客に注意していた。もっと早く車掌に言うたらよかった。
診療後、いつものように母の施設に面会に行く。今月から面会時間が20分間になったので、ちょっとゆっくり話ができた。もっとも「なんですかあ」と何度も聞き直されたりしたけれど。元気そうで何より。阪急の特急で帰阪。復路は座れた。やれやれ。
帰宅後、少し午睡。夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、DAZNの配信でプロ野球観戦。なんでかしらん、今日だけタイガースの試合は関西での中継はなく、BSもなし。福岡からの中継やから、サンテレビもネットする局がなかったのかな。ライオンズ戦やとテレ玉、マリーンズやとちばテレとネットしてるけどね。試合はビーズリーが今季初KO。6点差をひっくり返すほどの打線のつながりはない。明日はytvでデーゲーム中継があるからええけどね。
スマホで野球を見ながら夕食というお行儀の悪いことをしてしまう。生徒には見せられんなあ。
田中啓文「若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある」(実業之日本社文庫)読了。(おそらく)新シリーズの開幕。田中さんには珍しく江戸が舞台。もっとも探偵役の若旦那は大阪の商家のぼんぼんで、道楽が過ぎて勘当され、東下り。江戸で昔命を助けた岡っ引きの伴次のもとに転がりこむ。「猪はどこに行った」では忠臣蔵の芝居をかけている花形役者の死を、「黙って座れば殺される」ではインチキ占い師に騙された商家の女将が心中に見せかけた死体で発見され、「七不思議なのに八つある」では貧しい稽古屋の若いお師匠さんが言い寄る侍を殺してしまったことから強請られる事件をそれぞれ若旦那が解決する。物語はすべて倒叙推理もの。まず殺人のシーンが描かれ、若旦那がしつこく下手人のもとに現れて問い詰めるというもの。おそらく田中さんは一度「刑事コロンボ」をやってみたかったに違いない。私と同様、中学生くらいの頃、コロンボに夢中になっていたと思われる。ただし、日本版コロンボは「福家警部補」や「警部補古畑任三郎」という秀作がすでにあるから、時代小説でやってみたというところか。居候の若旦那は下手人を油断させる格好のキャラクター。お得意の地口も入れこみながら、歌舞伎などの考証も例によってしっかりとやっている。そういう意味では安心して読めるけれど、下手人の犯行は完全犯罪やないので、たやすく謎が解けてしまうところが幾分物足りないかな。どちらにしても安心して楽しく読めるいつもの田中啓文節であります。
明日、6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
診療後、いつものように母の施設に面会に行く。今月から面会時間が20分間になったので、ちょっとゆっくり話ができた。もっとも「なんですかあ」と何度も聞き直されたりしたけれど。元気そうで何より。阪急の特急で帰阪。復路は座れた。やれやれ。
帰宅後、少し午睡。夕刻、社説のダウンロードなどをしてから、DAZNの配信でプロ野球観戦。なんでかしらん、今日だけタイガースの試合は関西での中継はなく、BSもなし。福岡からの中継やから、サンテレビもネットする局がなかったのかな。ライオンズ戦やとテレ玉、マリーンズやとちばテレとネットしてるけどね。試合はビーズリーが今季初KO。6点差をひっくり返すほどの打線のつながりはない。明日はytvでデーゲーム中継があるからええけどね。
スマホで野球を見ながら夕食というお行儀の悪いことをしてしまう。生徒には見せられんなあ。
田中啓文「若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある」(実業之日本社文庫)読了。(おそらく)新シリーズの開幕。田中さんには珍しく江戸が舞台。もっとも探偵役の若旦那は大阪の商家のぼんぼんで、道楽が過ぎて勘当され、東下り。江戸で昔命を助けた岡っ引きの伴次のもとに転がりこむ。「猪はどこに行った」では忠臣蔵の芝居をかけている花形役者の死を、「黙って座れば殺される」ではインチキ占い師に騙された商家の女将が心中に見せかけた死体で発見され、「七不思議なのに八つある」では貧しい稽古屋の若いお師匠さんが言い寄る侍を殺してしまったことから強請られる事件をそれぞれ若旦那が解決する。物語はすべて倒叙推理もの。まず殺人のシーンが描かれ、若旦那がしつこく下手人のもとに現れて問い詰めるというもの。おそらく田中さんは一度「刑事コロンボ」をやってみたかったに違いない。私と同様、中学生くらいの頃、コロンボに夢中になっていたと思われる。ただし、日本版コロンボは「福家警部補」や「警部補古畑任三郎」という秀作がすでにあるから、時代小説でやってみたというところか。居候の若旦那は下手人を油断させる格好のキャラクター。お得意の地口も入れこみながら、歌舞伎などの考証も例によってしっかりとやっている。そういう意味では安心して読めるけれど、下手人の犯行は完全犯罪やないので、たやすく謎が解けてしまうところが幾分物足りないかな。どちらにしても安心して楽しく読めるいつもの田中啓文節であります。
明日、6月16日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
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