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巴里マカロンの謎 [読書全般]

 昨日ははかどらない一日やったけれど、今日は午前中、さくさくとたまっていたアニメを見る。「うる星やつら」は最終回。ほぼ原作通りに丁寧にアニメ化していたけれど、どうしても時代によるギャップは埋められなんだという感があった。旧作アニメは押井守さんの独特のセンスと原作の設定が見事な化学変化を起こしたんやという事がようわかった。実はケーブルテレビのJ:COMチャンネルでワタナベシンイチ監督の「へっぽこ実験アニメーション エクセルサーガ」を再放送していてそちらも見ているんやけれど、現在ではコンプライアンス上無理やろうなという場面も多々あるけれど、とにかくギャグセンスとテンポと間がよい。ただ、現状の制作体制ではアドリブ的なネタや下品な表現はテレビ局が受けつけんやろうと思う。ワタナベシンイチ監督がもう絵コンテ以外はやってへんのにはきっと理由があるに違いない。かようにギャグアニメは難しい。新作アニメの「うる星やつら」はよくできてはいるけれど、原作マンガの高橋留美子独特の「間」を表現でけてなんだと感じている。
 午睡の後、しばらく読書など。夕刻、DAZNの配信でナイター中継を見始め、途中でテレビ中継に切り替え。今日はカンテレ。解説は掛布さんと清原さん。関西ローカルにしておくにはもったいないコンビとなった。9時で中継が終わり、サブチャンネルでの延長もなし。DAZNで続きを見る。試合は小幡のサヨナラ打でリーグ戦再開を飾る。その後もしばらく読書など。
 米澤穂信「巴里マカロンの謎」(創元推理文庫)読了。前作「秋期限定栗きんとん事件」から11年あいて発売された「小市民」シリーズの短編集。タイトルはエラリィ・クィーンの「国名シリーズ」のもじりで、いずれも小鳩君と小山内さんが互恵関係にあった時期を舞台にしている。本編には登場していない古城さんというパティシエの娘が活躍するなど、発売された時には新作を期待していた読者を戸惑わせたかもしれんな。いずれも作者がミステリ作家として重ねた10年間の進歩をはっきりと感じさせる小粒だがうまさが光るものになっている。特に「伯林あげぱんの謎」は状況証拠から消去法で真相を導き出していく過程など、クィーンの「Zの悲劇」を思わせる。あれほど緻密ではないけれど。おそらくこれらの短編は完結編を書くための筆ならしやったんやないかな。そして4年後、ついに完結編が発売され、アニメ化も決まる。この短編集はアニメにはちょうどいいかもしれんな。

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