随筆 上方芸能ノート [読書全般]
今日は定休日。朝からアニメ「ラーメン赤猫」などを見た後、たまっているドラマの録画を見る。昼食後、午睡。
夕刻起きて社説のダウンロードや読書など。妻の嗅覚はまだなかなか戻らない。頭ではもう元気になっているけれど、実際に体を動かすとすぐに疲れてしまうという。意識と体感にギャップがあるらしい。それだけ新型コロナウィルス感染症による発熱は体にダメージを与えるんやね。私がかかったときもそうやった。急いで仕事に復帰したのは失敗やったと今も後悔している。
追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビ。解説は真弓さんと中田さん。試合は残念ながら一方的に負けたという感じ。夕食後はひたすら読書。
戸田学「随筆 上方芸能ノート 落語漫才興行」(青土社)読了。上方芸能ライターの第一人者である著者が、新聞や雑誌に書いたコラム、パンフレットに寄せた文章などをジャンル別にまとめたもの。新聞のコラムや雑誌のエッセイなどはネタが被ることもあるけれど、それは仕方ない。現在、上方芸能に関してこれだけ幅広いジャンルを横断して書ける人は著者以外にはない。ただ、堺の出身という事で、京都方面の芸能に関しては弱いなあ、とは思う。それでもすでに閉館した大阪各地の映画館についての記述など、残しておくべきものはたくさんあり、桂米朝師匠から淀川長治先生まで、その交友の広さにも驚かされる。残念なのは、あとがきで上方芸能に関する執筆は本書でキリとしたい、という事を書いてはる。著者に続く書き手はそうそう出てこないと思うので、そんなことは言わんといてよと思う反面、各分野での昭和の名人が次々と鬼籍に入り、戦後に復興した上方芸能がかつてのような魅力を失うてるように私も感じていて、以前ほど演芸に関心が向かんようになっている。著者は私と同世代。そやから書き残したい上方芸能がだんだん少なくなっているんやろうなあというのは同じように感じるんやと思う。それだけに本書の刊行は貴重なもの。おそらく還暦を一つの区切りにしたいという事なんやろうな。そやけど、心配はしてへんのです。ほんまに骨の髄まで上方芸能が好きな著者のこと、何年かしたらまたうずうずしてきて何か書きたくなるんやないかと思うのです。
夕刻起きて社説のダウンロードや読書など。妻の嗅覚はまだなかなか戻らない。頭ではもう元気になっているけれど、実際に体を動かすとすぐに疲れてしまうという。意識と体感にギャップがあるらしい。それだけ新型コロナウィルス感染症による発熱は体にダメージを与えるんやね。私がかかったときもそうやった。急いで仕事に復帰したのは失敗やったと今も後悔している。
追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビ。解説は真弓さんと中田さん。試合は残念ながら一方的に負けたという感じ。夕食後はひたすら読書。
戸田学「随筆 上方芸能ノート 落語漫才興行」(青土社)読了。上方芸能ライターの第一人者である著者が、新聞や雑誌に書いたコラム、パンフレットに寄せた文章などをジャンル別にまとめたもの。新聞のコラムや雑誌のエッセイなどはネタが被ることもあるけれど、それは仕方ない。現在、上方芸能に関してこれだけ幅広いジャンルを横断して書ける人は著者以外にはない。ただ、堺の出身という事で、京都方面の芸能に関しては弱いなあ、とは思う。それでもすでに閉館した大阪各地の映画館についての記述など、残しておくべきものはたくさんあり、桂米朝師匠から淀川長治先生まで、その交友の広さにも驚かされる。残念なのは、あとがきで上方芸能に関する執筆は本書でキリとしたい、という事を書いてはる。著者に続く書き手はそうそう出てこないと思うので、そんなことは言わんといてよと思う反面、各分野での昭和の名人が次々と鬼籍に入り、戦後に復興した上方芸能がかつてのような魅力を失うてるように私も感じていて、以前ほど演芸に関心が向かんようになっている。著者は私と同世代。そやから書き残したい上方芸能がだんだん少なくなっているんやろうなあというのは同じように感じるんやと思う。それだけに本書の刊行は貴重なもの。おそらく還暦を一つの区切りにしたいという事なんやろうな。そやけど、心配はしてへんのです。ほんまに骨の髄まで上方芸能が好きな著者のこと、何年かしたらまたうずうずしてきて何か書きたくなるんやないかと思うのです。
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