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楽園の烏 [読書全般]

 昨夜は降雨。一時かなり激しくなり、その音で目が覚めたりする。午前中はアニメ「小市民シリーズ」などを見る。寝間着のままビデオを見ていたらマンションの上階の方が御用でやって来はって大急ぎで着替えたりとばたばた。昼食後、午睡。夕刻起きてから社説のダウンロードや読書。夜は追っかけ再生でナイター中継を見る。今日も放送はサンテレビ。解説は福留さん。ほんま、能見さんと福留さんと鳥谷さんは各局から引っ張りだこやなあ。試合は大竹が先制されたけれど森下の逆転ホームランなどでカープに勝ち越し。辛うじて踏みとどまったという感じ。
 今日の夕食サスペンス劇場は「焼きそば」でした。
 試合終了後、読書。一気読みしてしまう。
 阿部智里「楽園の烏 八咫烏シリーズ7」(文春文庫)読了。シリーズ第二部の開幕。舞台はなんと第一部の20年後。煙草屋を買い取って怠惰な生活を送る安原は、養父の失踪後7年たったことで、山を相続する。すると突然次々と山を買いたいという人物たちが訪れ、さらには「幽霊」を名乗る女性に八咫烏の住む山内に連れていかれる。雪斎と名乗る山内の政治の中心者から、相続した山を譲るように求められた安原は、八咫烏の世界について見極めたいと申し出、山内衆の頼斗を案内人に出かけた安原を謎の八咫烏たちが襲撃し……という話。一気に20年後から始まるところがうまく、第一部では少年から青年期の雪哉が山内の重鎮として登場したり、第一部で活躍した人物たちの多くは全く登場しなかったり。どうなっているのか、それを早く知りたくてページをめくる手も早くなる。そして、多くの謎の伏線が張られたまま、物語は意外な方向に進んでいく。その構成力のうまさに舌を巻く。第一部と第二部の間に起きたことがどのように明らかになっていくのか。八咫烏たちの運命はどうなっていくのか。第一部とはまた違う面白さがこれから待っていると思うと楽しみでならない。

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